二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】桜幻想 〜貴方に沢山の愛を【オリキャラ募集中】 ( No.15 )
- 日時: 2009/12/04 18:57
- 名前: 凪 (ID: E24Dg9ts)
【番長が意外に猫好きとか知ったらキュンとくるよね】
シ ━━━━━… ン
誰もが寝静まった午前二時過ぎ、ギシッという音が響く
「・・・・」
薄桃色の寝巻きを着た少女、そう桜。
もちろん寝ぼけてなどいない。
「…早く、来ないかな」
ふすまのドアを開け縁側へと出る
肌を通り抜ける風が冷たい
空気は透き通っていて、星がキラキラしている
星をうっとり見ている彼女を影からひっそり
見ている人がここに一人
沖田「━━━━━…」
そう、たとえ自分達が車で轢いたといっても仕組まれた可能性もある
まだ彼等は本気で彼女を信用していなかったのだ
記憶喪失というのも怪しい
たとえば、夜に仲間と会って話をしたり…
そういうこともありえると思っていた沖田は彼女を
見張っていた
……ガサッ
「───…あ、きた!」
沖田「(やっぱり仲間か・・・?)」
草の間から出てきたのは
「ニャーン」
沖田「…猫?」
「まぐろ、最近来なかったから心配してたんだよ?
はい、餌食べる?」
「ニャー…」
「あ!つなも来たの?ちょっと待ってね、餌持ってくるから」
沖田「・・・」
「沖田さん?」
沖田「!」
餌を持ってきた桜にあっさり見つかり
一瞬、目がまるくなる
「沖田さんも一緒に遊びませんか?」
沖田「遊び…?」
「はい、あ!左がまぐろで真ん中がつな、右があかみって名前ですよ」
沖田「結局全部マグロじゃねいかィ」
「あ、バレました?私まぐろ好きなんです」
えへへ…と照れくさそうに笑う彼女は無邪気で
沖田の心が”トクン”と跳ね上がったのは彼女はおろか沖田さえ気づいていない
「ほらほら、おーいで」
沖田「ねこじゃらしで遊ぶのがそんなに楽しいかィ?」
「はい、そりゃあ楽しいですよ
一生懸命追ってじゃれるこの子達は最高に可愛いですから」
沖田「ふーん…」
「沖田さんも可愛いですよね」
母親のように優しい笑顔
その笑顔は可愛い、というより美しい
沖田「…俺がかィ?」
「はい!なんだか弟みたいに甘えん坊で
マイペースだけど隊の皆の事考えてて
あれ?可愛いっていうよりも素敵…なんですかね?」
沖田「いや、俺に聞かれても」
「あ、そうですね」
ハニカミ笑いの桜を見て
隣にいた沖田までも顔が優しくなった。
━━━━…クシャ
「え?」
突然髪を撫でる沖田に桜は驚きを隠せない
沖田「お前、いじめるの決定だぜィ」
「え?えぇ!?」
沖田「━━━━…おやすみ」
「お、おやすみなさい…?」
*
続く
今回は沖田偏でした^^
こういう感じで総受けを狙っていきたいと思いまs(
キャラ崩壊してたらごめんなさい><;