二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ◆D灰◆終焉ノ曲芸……哀レミ狂詩曲 12/18up! ( No.8 )
- 日時: 2009/12/20 18:21
- 名前: なさにえる (ID: QShSD58R)
第11夜 血ノ涙ト無情……
迫るアクマの弾丸を見た後の行動は素早かった。
ラオたちはすぐさま発動して弾丸を破壊した___________しかし
「数量オーバー…………」
ジゼルの言葉が死刑宣告のように黒いペンタクルが浮かび上がった。
「え______」
「せ……んせ………?」
「ド…ぉラ」
_______________パリイィン!!!
無情にも…防御域から外れていた子供が数人砕け散った……
「シルビー………ティア……………ランディ…???」
唖然とする生き残った子供たち__________
ドーラの瞳から大粒の涙が零れ落ちた。
「くそっ!!!」
ヴァルがいつもとは打って変わった口調でいうと唇を噛んだ。
ラオも涙をこらえるように口を結んだ。
「そんな___」
呆然とするドーラの言葉の数秒後でハイネとアレンが現れた。
「遅かったな………」
残酷な笑みを浮かべるジゼルと散らばる物体から二人もすべてを把握した。
「ジゼル!!!」
血のように紅い瞳がジゼルをとらえた。
「こいよ、頭に血が上った奴をからかうほど楽しい事ないからさ♪」
ジゼルはそう言うと飛び込んできたハイネの弾を破壊した。
「ふざけるな……」
そう言って銃を構えたとたん、誰かに思いっきり蹴り飛ばされた。
「ッ………なにしやがる!!!」
「面倒くせぇけど怒りに我忘れてるような奴ほっとけない訳…コムイも五月蝿そうだしな」
___________発動!!!
白い長刀が怪しく光った。
「あれ、白髪くんじゃネェんだ……」
「面倒くせぇからな……時間はかけねぇぞ」