二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂-黒蝶のヴィーナス-『暴騒動編』 ( No.39 )
- 日時: 2009/12/30 12:39
- 名前: 椿薔薇 (ID: uUM3T3.W)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14662
第弐弐話(第四話)「思い、黒灰族と」
「九十九と陸、私は幼馴染なんだ。黒灰族って知ってるか?その黒灰族の集落に住んでいた…」
聞かない族に首をかしげて銀時が聞く
「黒灰族はきかねぇな、夜兎族ならここにいるけど」
「…黒灰族、聞いたことあるヨ。満月の夜に力が漲って疲れというものが無くなる、とかなんとか…」
神楽は思い出したように目を見開いて紅玉に言った。
「あぁ、そうだ。神楽は夜兎なのか…そんな気がしてたがな。…で、そこの集落で私の父はお偉いだったんだ。それに九十九達の母も黒灰族として力が他に劣らない程あった。そのことから私の許婚は陸か九十九だったんだ、だが力としても能力をおおいに受け継いだ九十九が私の許婚になった…だが、その話が進む前に黒灰族は滅ぼされた…いや大量虐殺にあった。
私は家族も友人も無くした。だが生き残ったのも何人かいたんだ、だが今ドコにいるかはわからない。」
そんな話から銀時は悟った。
「(それで死神…か。憎しみは憎しみしかうまねぇ…こういうこったな・・・)」
「でも、昔あんなに仲がよかった鬼薔薇兄弟が憎しみに溺れてるなんておもってもみなかった。。。」
顔を下に伏せる
「そんなことがあったアルか・・・」
「話してくれてありがとうございます。」
いきなり聞いてたのか新八が頭をさげていた
「お前には話してない。私は神楽と銀時にはなしたんだ、盗み聞きはよくない」
紅玉はそっけなく言う
「盗み聞きしようとしたわけじゃないですよ!聞こえたんだよ!」
反論するがその言葉はあっけなく無視された
「…そうだ、銀時。屯所とかいう場所はどこにあるんだ?」
そう一日一回は来いといわれていたからである
「ア・・・そういえばもう朝じゃねェか!!」
今頃気づいたのか「はっ」となっていた
「そうアル…寝てないヨ」
神楽は大きなあくびをして言う
「私はその屯所という場所にいってくる。その間寝てたらどうだ?」
紅玉が提案する
「でもなにかあったらたいへんですし・・・」
即答でかえってきた
「お前は起きてるんだから大丈夫だ。」
すると銀時はてきとーに地図を描いて紅玉に渡す。
「新八くん、後はよろしく!」
「頼んだアル。ありがとう!!」
そう言って寝にいってしまった・・・
「じゃ、私はいってくる。寝るなよ、なんかあったらお前にすべて責任があるとおもえ」
紅玉はでたらめ地図片手にでていってしまった。
もうフードなどはかぶっていない。
「えェェェ!?ちょ、銀さん?!神楽ちゃん!紅玉ちゃんまで!!」
その後新八だけがとりのこされた。。