二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】 大空の覚悟 オリキャラ募集中! ( No.57 )
日時: 2010/02/16 04:51
名前: 銀翼 (ID: lwFCsR23)

    標的27(ツナの番号ですねw)

「じゃあさっきの共鳴は、大空と月と・・・太陽・・・?」

「太陽とは極限燃えてくるぞ——ッ!!」

「うっせーぞ、芝生頭!」

「まーまー、とにかく会ってみたいのな。」

綱吉達はいつもの調子で騒いでいた。

だがその時、綱吉の超直感が何かを告げた。

「ボンゴレ。逃げてください。」

「え?」

超死ぬ気モードで準備をしていた綱吉に恭平が呟いた。

「逃げた方がいいですよ?そちらの守護者の方々も。」

「あんだと、このガキ!!」

余裕で言う風月に獄寺は怒鳴った。

「ガキなんて失礼ですね、捨て駒さん?」

風月はニコッと笑って言った。

綱吉はその時、風月のただならないオーラを感じた。

「逃げろってどういう意味だ?」

「ゴッドファザーを囚人にしたくないだろ?」

そういって、去ろうとする恭平と風月を見て、綱吉は何かを感じた。

この二人は、10年そこらの付き合いじゃない。

もっと、深い年月の関係を送ってきたんじゃないのか。

自分は、その時間の狭間に、置いていかれそうな気がした。

「待て!!」

綱吉は思わず二人を呼び止めた。

「恭平、お前の事はもう何も聞かないことにする。だから、俺も連れて行け。」

「ボンゴレ、しかし———・・・・」

「これはボンゴレファミリー十代目ボス、沢田綱吉としての命令だ。」

その時、綱吉の額の炎はより純粋に燈った。

「分かりました。じゃあついてきてください。」

恭平はあっさりOKした。

弓を取り出し、矢に巨大なオレンジの炎を燈した。

それを地面に向って放つと、恭平はそれをバネにして空へ飛んだ。

「じゃ、私達も行きましょうか。」

「あぁ。」

風月と綱吉はグローブに炎を燈し、恭平に続いた。

大空のステージに辿り着くと、ある人物が待っていた。

ネオンだ。

「まさかそっちから来るとはな。」

「お前らが望んだことだろう。」

「手間が省けた。」

ネオンは鎌を取り出した。

「その前に。どうしてボンゴレ十代目がいる?」

「いいじゃないですか、別に。我らがボスを連れてきてはいけないとでも?」

風月が笑顔で言った。

「まぁいい。どうせ取り残されるのだから。」

「どういう意味だ。お前、あの時書斎をあさっていただろ?」

綱吉はネオンに聞いた。

「決定的な証拠をつかむためだ。俺は調査員だからな。」

「証拠・・・?」

「お前はまだ知らないんだな。」

「何のことだ。」

綱吉は冷や汗をかいた。心臓がバクバクする。

自分だけ、何も知らなくて。

「話す時が、きたな。」

恭平の声に綱吉はハッとした。

恭平の顔を見たが、もうそこには恭平の面影はなかった。

まるで、別人だった。

「ディア、お前、本気か?」

風月の口調が急に変わった。

その口調はボンゴレⅠ世そのものだった。

そして、恭平を“ディア”と呼んだ。

「おい、お前ら————。」

「ボンゴレⅩ世、私は、シエロⅠ世(プリーモ)だ。」

もう、どこにも恭平の面影はなかった————。


         続く
真実は次回、明らかに!