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第13話　*小夜の一喝

雪の感情は日に日に薄れていった

喜怒哀楽。その全てが封じられていった

「……猫、白猫!　聞いてる?」

乱菊が言う

「はい……ごめんなさい」

変だ。どこかぼんやりしている

「ねぇ、あんた最近調子悪いけど平気?」

「平気です」

「嘘付けー!!　雪、あたし見たんだからね!!」

バーンと机を叩き、小夜が言う

「おい、机が壊れ———「ちょっと黙っててください隊長!!」」

日番谷を睨み黙らせる

小夜は怒るとこうなるので日番谷も言い返さない

「あんた最近一般隊士に嫌がらせ受けてるでしょ!?　雑用押し付けられたりっ!」

息もつかずに早口で捲し上げる

「違う———「ガキのくせにとか!!　オマケに髪の毛と瞳の色が変だから化け物だとか!!」」

怒りのまま小夜が怒鳴りつける

日番谷と乱菊の表情に驚きの色が浮かぶ

「あたしが知らないとでも思った?　何年付き合ってきたと思ってんのよ」

仁王立ちして、雪を睨んでいた