二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: クロスバトル! オーバーチェインストーリーズ ( No.3 )
日時: 2010/03/09 21:02
名前: 必殺小説創作人 ◆cZDXtqVyE6 (ID: gWkqmuUW)

第三話 魔界にもトリオバトル

魔界の雨は極端だ。
全く降らない時と降る時と差が大きすぎる。
さらに、たまにナイフが降って来るときがあり、たまに血の海が突然現れたりする。
しかし、今回は初めてだ。
なんと、チラシが降って来たのだ。
そのチラシには……。

『トリオバトル! なんでもありの超総合格闘技。真のエンターテイーメントはここにあり! 優勝者にはなんでも願いがかなう玉を差し上げます!』

グリーンはそのチラシを不審に思い、魔界屋に行った。


魔界屋は今日も平和だ。
しかし、その平和は突然破られた。

「リリー、ローズ、このチラシが魔界中に降っているんだ」

リリーとマリー、そしてローズも近づいてきた。

「なんでもありの格闘技?」

「なんでも願いが叶う玉……いかにも魔界人が飛びつきそうな内容ですわね」

突然、ローズが着替え始めた。

「戦闘服はどれがいいかな……」

「早速準備を始めたね……」

「ああいう系にはかなり興味があるから……」

すると、ローズは黒い巨大な鳥に変身した。

「行くよ、興味があるからね」

「でも三人で戦わないといけないのですけれど……」

「一人はマリー、あんたは観戦してなさい!」

「……てことは、リリーが三人の中に入るのか?」

リリーが頭を抱える。

「えええぇぇぇ? いやだよ! 戦えないし……」

「修行すればいいんだよ、又はリリーの能力で補助するだけでいい」

「ならいいけど……」

そして、リリーが鳥に乗り込んだ。
鳥は飛びだって行った。
それを見ていた人物がいた。

「魔界かなんだか知らないけど……参加してみる価値はあるんじゃねーの?」

「いいの?」

「命令する人物がいない。どうすればいいかは自分で判断しろ」

「俺はいくぜ、ローテとシュバルツは?」

「いずれにせよ、三人でしか参加できないのだろう、行く」

「わ、私も……」

「よし、じゃあつけるぞ!」

ホテルベルリンのトライ・ドラッヘンだった。
シュテラとエレオノーレとはぐれてしまい、今に至る。
ホテルベルリンは黒い鳥の影を追いかけ始めた。

続く……。