二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 召還獣……召還! ( No.5 )
日時: 2010/03/17 20:29
名前: 紅絹 (ID: oYJ2fVYh)

【第一問】 「優劣」 4

事の始まりは雄二の一言だった。

 「明久。お前、もうちょっと戦力になる働きをしてくれないか」

僕のガラスのハートが粉々だよ!

 「僕は十分頑張ってるやい! だったら美波はどうなんだよ! 古典なんて無きに等しい点数じゃないか」

 「島田は数学ならBクラスに匹敵する実力があるだろうが。それに明久、それと島田。前回の古典の点数は何点だ?」

 「うぅ……。ウチは……その……4点」

 「僕は9てーん! 勝った!」

 「対して変わらねぇよバカ」

む、失礼な。

 「それなら雄二や秀吉はどうなんだよ!」

姫路さんは全く問題無い。

ムッツリーニも保険体育で総合科目の点数のほとんどを稼いでいる。

しかし、雄二や秀吉は平均が高い訳でもズバ抜けた教科がある訳でも無い。

特に雄二なんかAクラス相手の試召戦争で小学生レベルの問題、半分しか出来てなかったし。

 「ほう。じゃあ、皆の実力を計るために模擬試召戦争をやろうじゃないか。それでハッキリするだろ」

 「望む所だ!」

斯くして、僕たちの戦いが始まった。