二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.266 )
日時: 2010/06/05 19:35
名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)

いろいろと遊んだり、話したりしてると。

もう日はおちて、空はオレンジ色に染まり。
少し涼しくなってきた。

「じゃあね!
ほら、ランもなにか言って!」

「あっ、はい、えと……ありがとうございましたっ」

二人は家に戻ることになった。

それにしても、普段の状態だったら相当ランって可愛いと思うんだけどな……。
リボンが落ちないか、本当にひやひやした時間を過ごしたよ、ああ。

「じゃーねー!」

「はいっ……」

みんなに見送られて。といってもすぐ隣だけど。


「また明日!」

「さようならー!」

そして、二人は黒音家に入っていった。


ラン、これからよろしくな。

夕日に照らされたその姿に、俺は心のなかでそう言った。







次の日。

新聞を取りに玄関へ出ると。
ランと目があった。

「あっ、おはよ、ラン。」

「おおおっ、おはようございますっ!」

「そんなに慌てなくても……あっ」

強い風が吹き。

「え?」

ランのリボンが取れてしまった。

…………。
ヤベッ。逃げろ。

そう俺の第六感が告げたので、家にそそくさと入りこもうとすると、

「おい待てやゴラァ。」

後ろから視線と声が突き刺さった。

「なに無視してんだよ!オレのリボン拾ってこいや!!」

「………………。
はい。わかりました。」


今日も朝っぱらから大変な目にあってしまった。


二重人格のお隣。きっとランも、俺の生活に多大な影響を与えていくことだろう。

いい意味で、な。


End


>>真紅#

ゴメンね、短くなっちゃって……。
これからランちゃんだしてくからね!