二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 帝国的日常。 ( No.158 )
日時: 2010/08/01 16:21
名前: 鮫 (ID: 14pOvIO6)

およ?怜奈のなまえがReinaになってる…
かっけー!
では続きをば。字数制限まじ勘弁(汗)
                   
「異議ありィ!!」
源田が話し終わったところで、佐久間は大声をあげた。
「それ俺の技になってんじゃねーか!洞面の技なのに」
「皇帝ドウメン1号にしよーぜww」
「お、それいいな!採用〜」
「話を聞け!」
わーわー言い争っていると、声を聞きつけたのか、どこからともなく鬼道が現れた。
「なんなんだお前達…必殺技の練習をしろと言ったはずだが。」
「鬼道!お前も洞面の必殺技を考えてやってくれ。」
「はぁ?ちょっ」
KYな源田が、むすっとした表情の鬼道を引き寄せると、無理やりベンチに座らせた。
「今のところ、候補は一つしか出てないんだ。…佐久間、洞面、皇帝ドウメン1号だ!」
「え、今!?」
「今だ!鬼道も見てるぞ!」
「うおおぉ鬼道さぁぁああぁああんっっ!!いくぞ洞面、皇帝ドウメン1号だぁあ!」
「なんだかんだでアイツが一番ノリノリじゃねーか。」
辺見が呆れた様子で呟く。
その間に佐久間はフィールドを駆け抜け、洞面からパスを貰って身構えていた。
ヒューイ
変にひねりをつけた指笛が鳴り響く。
洞面はそれを合図に佐久間の足にしがみついた。
「皇帝ドウメン 1号ー!!」
バシュッと爽快な音をたてて、ボールがゴールへとかっ飛んでいく。
洞面は飛んでいくボールに必死でしがみつくと、そのままボールごとゴールした。
「異議ありィ!!」
またしても佐久間が大声をあげる。
「だめだってこれ!完璧ハンドじゃねーか!しかも洞面あんま意味無い」
もっともな佐久間の正論に、咲山が「確かに…」と頷く。
「何を言う!洞面とペンギンと鬼道は帝国のマスコットキャラクターなんだぞ!」
「だからってこっそりハンドさせなくてもいいだろ!」
「こっそりじゃない!ハンド…かもしれないけど!」
「ハンドじゃねーかこの突風ヘアー!」
「なんだと厨ニ病!」
「おい。」
鬼道が二人の言い争いに口を挟む。
口調からして怒っている様子はないが、呆れたような「やれやれ…」感を醸し出していた。
「お前達、洞面にだってちゃんと必殺技があるぞ。」
「!?」
鬼道は「やはりか…」と呟くと、一拍置いて話し出した。
「デスゾーン」
「「あーーーーー!!」」
佐久間と源田がほぼ同時に大きな叫び声を上げたころ、洞面は「あ、そうだった☆」と笑ってごまかしていた。
「洞面この馬鹿っ!もっと早く言えよ!つーかお前『必殺技持ってません』みてーなこと言ってたじゃねーか阿呆ー!」
怒りに任せてべらべらとまくし立てる佐久間と対照的に、源田は洞面を軽々と持ち上げると、その耳元で「後でジュース奢れよ…」と囁いた。
慌てて逃げ出す洞面に、それを追いかける佐久間。
鬼道はいつも通りだな…と密かに思った。
                   
へへへ…続くぜ!