二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 帝国的日常。 ( No.37 )
- 日時: 2010/07/09 23:06
- 名前: 鮫 (ID: 14pOvIO6)
なんか孤独…
「俺はここで辺見はあっち、鬼道さんはここですっ!!」
ペンギン形の枕を抱えた佐久間が、布団の上を右往左往している。
しかも上下ペンギン柄パジャマで。
時刻は午後9:00。
早寝早起きをモットーとしている鬼道にとっては、眠たくて仕方がない時間帯だった。
そんな鬼道の様子を知ってか知らずか、佐久間のテンションはどんどん上がっていく。
風呂上がりに真っ赤な顔をしていたからといって、佐久間にガ●ガ●君を与えたのがかえって良くなかったのか…と鬼道は考えたが、それとこれとは関係が無いと気付くと、そのまま思考を停止させた。
これ以上頭を使うと、頭のてっぺんから爆発しそうだったからだ。
「いくぞ源田ぁ!…ふんっ!!」
ボスンッと柔らかい物が叩きつけられる音がして、思わず鬼道はそちらを向いてしまった。
「へぶっ!……おい佐久間!お前どこ投げてんだよ!!ノーコンにも程があるだろ!?」
辺見の声が部屋中に響く。
なるほど、今度は枕投げ大会を始めた訳か…どうりで騒がしい訳だ。
「あっは、メンゴメンゴ☆存在感なさすぎてわかんなかったー(棒読み)」
「んだとぉ!?やんのか変態!」
「おぅよやってやらぁ!どっからでもかかってこいこの糞デコハゲがぁ!!」
ギャーと誰かが喚く声が、どこからともな
く聞こえてくる。
続いて枕が空を飛び交い、流れ弾がこちらにも飛んできた。
鬼道はそれを軽くあしらうと、すくっと立ち上がり、それっきり消えてしまった。
「あっ鬼道さん、どこ行くんですか?」
枕を幾つも抱えた佐久間が、前方に注意しながら問いかける。
鬼道はそれも軽くあしらうと、スタスタと足音を鳴らして去っていってしまった。
佐久間は少し不審に思ったが、もし個人的な話を電話でしたりするのなら盗み聞きなんてタチがわるいし、トイレだったらついて行こうにもついて行けないので、鬼道のそして後を追跡するのは断念した。
あーぁ、またらっつぁっつぁ!
半田すぎて悲しい…誰かぁ文才をオラに分けてくれぇぇええぇえ!!
短くてスミマセンでした…謝罪。