佐久間はその言葉を口には出さず、口内でゆっくり転がしてみた。自分がどれだけ望んでも、決してその口から聞き出すことが出来ない言葉を。「…っ」気がつけば佐久間のパジャマには、丸い染みがいくつもついていた。「佐久間…」咲山が、ひっひっと泣く佐久間の背中を優しくさする。佐久間は泣きながらも、こういう時だけはお母さんみたいになるんだな…と柔らかく微笑む咲山を見て密かに思った。やっべ、オカン来る!つー訳で、中途半田な所大変失礼しますが、今日はこれにて!