二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: セーラーサン ( No.3 )
日時: 2010/07/12 22:02
名前: 虹色ペン (ID: tVNOFy45)

    三部

太陽が綺麗に輝きだしてきた夕暮れの帰り道

あゆみは一人で考え事をしながら下校中…

「さーてと今日は

何のことをブログに書こうかなー?」

あゆみはやはり今朝のことを書こうと

思ってはいたが

みきみたいに茶化す人が出てきたら

それはそれで困る。

と考えながら歩いていた。

「んっ!何だろう」

狭い路地に何かが光っている。

あゆみはすぐに駆け寄って

拾い上げる。

不思議なコンパクトが落ちている…

中を開けると

真ん中がきれいにトランプのダイヤ形にあいている。

「なんだろこのダイヤ形のくぼみ?

それにしてもすごいカワイイよ」

すると辺りを見回して

「誰かいませんかー

コレの持ち主さん

すいませんがこれ一日貸してください。

ちゃんと返しますから…お願いしますね…」

あゆみはすぐさまコンパクトを

カバンにしまいこんだ。

「さてと帰りますか。」

そのときだった道の向こう側の

もうほとんど壊れかけている看板が視界に入った。

その看板には

“ゲームセンタークラウン”

と描いてある

あゆみは狭い路地から抜け出し

信号を渡り

“ゲームセンタークラウン”

の店の前に立ち止まった。

そこにはたくさんのポスターが貼られている

『全ゲーム5回まで無料』

とか

新しいものでは

『ふたりはプリキュア新作アクションゲーム』

と描いてあるものから

ものすごく古いポスターでは

『ゲームの革命TOKYOに来たる!セーラーV』

とかかれたものがたくさんある。

「でも今どきふたりはプリキュアのゲームて

入れ替え遅くない?今はハートキャッチでしょ。

それにセーラーVって…どこかで聞いたことがあるよ

うなきが…?

まあそんなことより『全ゲーム5回まで無料』

て描いてあるしたぶんゲームオーバーしても

5回まではお金を入れなくてできるなら

存分に遊ぶぞー!」

ウイーン

「らっしゃーぃ」

なんかたち悪い店員さんだなー

そこにはいかにも渋谷とかでうろついていそうな

感じの男の店員である。

見た目が気味が悪い店内…

ゲーム画面がかろうじて数台

ついているか…

いないか…

やっぱりここは新型の

『プリキュアのアクションゲーム』が

気になるが

不思議と足が“Se-ra-V”と書いてある

ゲーム機に引き寄せられる感じで

ついつい座ってしまった。

「えーっとこのボタンでスタート?」

ポチッ

するとゲーム画面が変わり

ステージ1と書かれた画面になり

ゲームが始まった。

「えいっ!このっっ!

このゲーム難しいなぁー

コレでもステージ1?

あっ……」

ドチューン

「やられた…えーぃもう一回!!」

もう一回スタートからやり直しと言う

難易度が高いゲームである

またスタートから

と言うことであゆみのテンションが

がた落ちである。

「あれ?なんだかさっきと面が違うような…?」

そのときだった

「お取り込み中にごめんね。

君に聞きたいことがあるんだけど…

いいかな。」

「はい?」

あゆみは振り向いたら

そこにはここの店長さんらしき人が

立っているではないか!!

ドチューン

またゲームオーバー…

「ああごめんね急に、

君って月野うさぎて言う人の知り合いかい?」

「へ?つきの…う…さ…ぎ?

知りませんねえ…」

あゆみは首をかしげた。

「ははっそうだったんだ。ごめんごめん」

その人は頭を軽く下げて謝っている。

「いえそんな謝らなくても…

でもどうしてそんなことを聞くんですか?」

「いや君が座っているちょうどそこの席に

座ってよくセーラーVのゲームをよくやりに来てくれ

た女の子がいてね。」

「その人が月野うさぎさん…なんですか?」

店長はにこっと笑って

「そうそのとーり!!

その子はセーラームーンだ…じゃなくて

そっくりだったんだよ…あはは

で、君がここに来るなら

うさぎちゃんの知り合いか何かと思って…

はぁあの時はまだこの店も活気図いていたのに…」

「…そんなに売り上げがさがったんですか?」

「そりゃ当たり前だよ!

みんな家庭用ゲーム機で

家からみんなほとんど家に引きこもっちゃう

からだんだんと売り上げが

がた落ちもう散々!」

「はあ」

こんな話を1時間ほどきかされてしまった