二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【気まぐれ短編集】翡翠の波紋【稲妻・ボカロとか】 ( No.12 )
- 日時: 2010/07/11 20:03
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
- 参照: 勉強おわったー。
+*君といるだけで、溶けてしまいそう(メルト一部分)*+
学校からでると、雨が降っていた。
「いつから降ってたんだろ……」
どんよりとした灰色の空。
天気予報では、降らないって言ってたのに。
嘘つき。
憂鬱な気分。
傘がないわけではない。
鞄に、確か折り畳み傘を入れたままだったはず。
でも、せっかくおしゃれしてきたのに、なんか全部無駄になった気がする。
まあいいや、どうせ何かが起きるわけでもないし。
そう思って傘を開いた。
そしてお花の髪飾りを、はずそうとしたその時——
「しょーがない、入ってやるよ」
「れ、レン君……?」
傘にヒョイ、と入ってきたレン君。
「な、な、な、なんで?」
「え? ……嫌か、リン?」
「そそそうじゃなくて……」
なんで私なんかに?
しかもこれって相合傘じゃん……!!
顔が赤くなるのが自分でもわかる。
熱い……
「んじゃいいだろ。俺傘無いんだ。
あ、あとさー……その花の、はずすなよ。可愛いじゃん」
「え、えぇ?!」
ドキドキでまともに返事ができない。
可愛い? 今、可愛いって、言ったの……?
「ほら、早く行こうぜ!」
「う、うん」
どうしよう、すっごい、すっごい、恥ずかしくて、でも————
嬉しいよーっ……
**
たったこれだけのことなのかもしれない。
彼にとっては、そう、傘がないだけで。
たまたま見つけたのが私だったから、それだけ。
でもそれでもいいの。
この時間、君と一緒にいられるだけで、私、嬉しいから……
君に触れている右手が、震える。
熱いし、胸もドキドキと高鳴る。
ほら、やっぱり君のこと好きなんだもん。
君を見ていると、幸せで溶けてしまいそうだよ——……
大好き、レン君。
雨が、私たちを暖かく包み込んだ。
+
短編か? これ。
それ以前になんなのこれ。
なんでミクじゃないの? と思っているそこの君!
A……リンレンが好きだから。
わかったかな!?(((ちょっと待て
いやなんか雨降ってて。
ウゼぇーって思って。
で、雨ネタ考えてたらメルトに行き着いたという((
まあホントにすみませんでした。
自己解釈ありありだし。