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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 爆想サザエさん ( No.173 )
- 日時: 2011/03/04 19:38
- 名前: ACT ◆ixwmAarxJ2 (ID: d3Qv8qHc)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
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カツオの葬式は静かに行われた。というよりも葬式に来てくれる知り合いが少ないと言った方が正しいのかもしれない。その中でも三河屋の三郎がいたのは迷惑だった。
3日前、マスオが家に帰ると、電話の前にサザエが横たわっていた。どうしたものかと急いで駆け寄ると、彼女はカツオが死んだ、と壊れたロボットのように何度も繰り返していた。詳しく事情を聞き、サザエを抱え病院へ着くと、氷のように冷たくなったカツオがいた。いや、手術あとだらけであと方もなかった。時間の問題だったらしい。もはや涙も出なかった。立て続けの死。悪霊か何かがとりついているのではないかとつまらない事を考えてしまうマスオであった。
こうして今に至る。
ホールにはアナゴ夫妻を始め、会社の同僚なども多数来ていた。
アナゴの妻はマスオを見つけると「あ・と・で」と口を動かした。
まずい。
この場では。
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