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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】曇空にも月は輝く ( No.36 )
- 日時: 2010/10/17 16:16
- 名前: 瑠々 (ID: 7.F5HCJo)
第八訓「じゃんけんって言いだしっぺが負ける」
銀時の機嫌が良くなってやっと聞き込みをし出した私達。蓮ちゃんから貰った写真を手掛かりに探しても
情報は未だ0。
さすがに皆疲れてきて、
「疲れたヨ。銀ちゃんおんぶ」
「ちょっと休憩しませんか?」
神楽は座り込み、新八は花壇の上に座っている。
「じゃあ、神楽達は休憩しときなよ。私は港らへんまで探索して戻ってくるから」
と言うと私は新八、神楽を置いて行こうとした。
すると新八から呼び止められた。
「あの、銀サンは?」
新八の言葉に、しばらく沈黙が続いた。
「「「クソ天パァァァァァァァ!!!!」」」
辺りに三人の怒声が響き渡った。
———一方銀時は、パチンコ屋に逃げ込んでいた。
理由は仕事をしたくないから。
(大体おかしいんだよな。十年も行方不明の餓鬼
ほったらかしにして置いて、今更探せだの・・・)
銀時はパチンコの玉を眼で追いながら思った。
当時五歳だった子供が行方不明になったら、誰だって探す筈。それを今頃になって探し出すのは明らかにおかしい。
(何か面倒臭い事になんなきゃいいけどな・・・)
その時、銀時がパチンコで大勝した事は言うまでも
無い。
——場所を戻して月奈・・・・。
私達三人は三つに分かれて行動することにした。
新八は銀時探し、神楽は大通りで探索、私は港までを
探索だ。
私が港を選んだのは理由がある。
もちろん、かぶき町に来てすぐの時、港で嗅いだあの匂い————・・・。
(新八、神楽。悪いけど少しだけサボらせて・・・)
私は心の内で神楽と新八に謝ると、あの匂いを探し始めた————・・・・・。
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