二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 私立リボーン学園中等部! ( No.3 )
日時: 2010/11/12 23:03
名前: なー (ID: 7jSpI1pD)

4月 入学式

四月上旬。
学園ではいわずと知れた大イベントがある。
それはもちろん入学式だ。
今年も様々な個性豊かな入学生がやって来た。
「今年も入学式はいいかんじだな」
何がいいかんじなんだ、とツッコミたくなるのをこらえ、白蘭は言う。
「そうですか?理事長」
「そうだぞ。それに今年は俺の知り合いの孫が入学するんだ」
「ああ、だからかぁ」
「何か言ったか?」
「いえ、何も」
そんな会話がされているとはつゆ知らず、入学生たちは無事入学式を終えた。
「ユニー、クラス分かった?ブルーベルは4組だったー。ちなみにデイジーも」
「私は1組でした」
「あー、違うクラスになっちゃったね」
「はい」
ユニという少女は理事長の知り合いの孫である。
そしてブルーベルというのはユニの小学生の頃からの親友だ。
しかしブルーベルは内心ユニを嫌っており、色々陥れようとしている。
デイジー、というのはそんな彼女の友人というかパシリの少年だ。
「じゃ、私もう行くから。デイジー、行こ」
「ぼばっ!う、うん」
ブルーベルはデイジーを引っ張り、自身が所属する1−4に向かった。
ユニもひとり、1−1組に向かった。

「入学式って嫌いだけど好きだなぁ」
「そうなんですか?ハルは大好きですけど」
「だって嫌な子が来たらどうしようって思うでしょ?」
「まぁ確かにそうですけど・・・」
こんな会話を繰り広げているのは、家庭科教師・笹川京子と音楽教師・三浦ハルだ。
今は学食にて皿洗いの手伝いをしている。
「京子ちゃんハルちゃん、もういいわよ〜。ココアでも飲む?」
学食調理師・ルッスーリアが会話をさえぎった。
勿論二人は喜んで応じるのだった。