二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン ( No.135 )
- 日時: 2010/12/26 20:33
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: 1Fo1.2G4)
- 参照: ポケモンのアレンジ曲(を聴くこと)にはまっておりますw
あらすじ
秀夜たちの近くに隠れていた、B・S団屈指の頭脳派、レイン。
レインは大悟にバトルを仕掛ける。
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「一応言っとく。僕ちんがもし負けたら、今回は引き下がる。だが僕ちんが勝てば、今後一切B・S団の活動を邪魔しないでもらうぜ」
レインは条件を突きつけてきた。
「いいだろう。じゃあ早速、始めようか?」
大悟は余裕の表情を見せている。
「後で後悔すんなよ? 今のうちに逃げるって選択肢もあるぜ」
「そっくりそのまま君に返すよ」
お互いがバトルに構える。
「じゃあ僕から。いくよ、ボスゴドラ!」
大悟のポケモンは、鋼の頭に岩のような鎧の体を持ち、角を二本生やした凶暴なポケモン、ボスゴドラ。
「やっぱ鋼タイプかあ。じゃ、出番ですよ、コーシャン!」
対するレインは、猫のような体型で紫色を基調とした身軽そうな悪・炎ポケモン、コーシャンだ。
「先手は僕ちんが。コーシャン、まずは牽制、火炎放射!」
コーシャンが火を放つ。灼熱の炎がボスゴドラに襲い掛かる。
しかし、
「ボスゴドラ、弾き飛ばせ!」
勢いよく向かってくる炎を尻尾の一振りで弾き飛ばした。
「な…」
少し驚いたレイン。しかしすぐに平静を取り戻す。
「今のは挨拶代わりさ。お次は悪の波動!」
今度は悪意に満ちたオーラを放ったコーシャン。一直線にボスゴドラを襲う。
「受け止めろ!」
両腕を突き出し、ボスゴドラは波動を止めた。
(馬鹿な…何故だ? 普通のボスゴドラとどこが違う?)
二つの大技を軽々と返されると、さすがに焦りが生じる。
(ありえねえ…僕ちんはRだぞ? なぜこんなに軽々と跳ね返される? よーし、なら…)
冷や汗をかきつつ、レインはにやりと笑う。
「大体あんたの攻撃パターンは読めたぜ。攻撃を止め、疲れてきたら反撃する、そんな作戦だろ? 残念だが、僕ちんは天才だからここで気付いたぜ。そういう奴には…コーシャン、怪しい光!」
コーシャンの目が不気味に光る。これを見ると、混乱状態になってしまうのだ。
「ヘッ、これで一巻の終わ—な…何だと!」
レインは目を見開く。
混乱に陥れたはずの相手は、緑色の膜で攻撃をガードしていた。守る、というやつだ。
「レイン君、君の力はその程度かい?」
大悟が挑発する。
「…ケッ、しょうがねえ。どうやら必殺技を使うしかねえな…」
レインは目を見開き、顔を歪めて叫ぶ。
「ぶっ飛ばせ! コーシャン、サニーファイア!」
コーシャンが太陽の力を溜め込む。
全身に力を行き渡らせ、体が太陽のごとく光出す。
「いっけええええ! 突っ込めええ!」
レインはまるで勝ちを確信したように叫んだ。コーシャンが動く。
もの凄いスピードで突っ込んできた。
「…これは受け止められないかな。よし、ボスゴドラ、ダイヤブラスト!」
ボスゴドラは咆哮し、青色の光線を放つ。
突っ込んでくるコーシャンに当たった。
そして、直後、大爆発を起こした。
「コーシャン!」
レインの叫びがこだまする。
煙が消えると、そこに居たのは倒れたコーシャンだった。
実際、それはポケモンバトルとしては早すぎる時間だった。これがチャンピオンなのだ。
「くっ…。フン、まあいいか。分かった! 今回は撤収する! だがなあ、僕ちんに勝ったところで、所詮はB・S団の警戒を強め、活動が難しくなるだけだぜ? ま、せいぜいあがくんだな。じゃあな」
レインはどこかへ行ってしまった。
「さて…。柊君たちを追うかな」
続く
何かたまに更新してもちょっと上がってすぐ下がってる事があるんだけど、あれなんなの?