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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン (第一章終了) ( No.40 )
- 日時: 2010/11/20 20:41
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: e7NtKjBm)
第二章
沖縄へ向かって、約三時間。
秀夜たちの一行は、フライングボードで空を飛び続けている。今は海の真上。
「秀夜〜。まだあ〜?」
京がなんだか面倒くさそうに訊いてくる。
「もうちょっとだ。この海を抜けた島が沖縄のはずだ」
六人は島へ向かう。
「着いたぞ。沖縄だ。沖縄だが…」
秀夜たちが見たのは、沖縄の姿ではなかった。
沖縄にあるべき植物なんてものは全く存在していない。
そこに広がるのは、広大な荒れ地。枯れかけた木が所々立ってはいるが、それ以外は何も見えない。
「…ここも崩壊してるのか。人間はいなさそうだな…」
人間がいない以上、自分たちの力で星座ポケモンを探さなければならないのだ。
「迷っててもしょうがない。とりあえず探索だ!」
「おおーっ!」
再び六人はボードで飛び始める。
「はあ…結構時間経ってるけど、それらしいもんなんて何もないぞ!」
平治が耐え難くなって怒鳴る。他の皆も次第に疲れてきたようだ。
その時だ。
「秀夜さん、あそこ、何かないですか?」
綾の指差した先に、何か見える。明らかに自然の物ではない物が。
「よし、行ってみよう!」
秀夜たちはその何かの元へ向かう。すると…
「石碑…?」
それは何かの石碑のようだった。近づいて、書かれた文字を読む。
「何々…よし。皆! ここから地下にサソリ座のポケモンがいるらしい!」
皆が歓声を上げる。その時だ。
「そこまでよっ!」
甲高い声が響いた。
続く
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