二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 参照二百越え…という夢を見たのさw ( No.55 )
- 日時: 2010/11/27 21:28
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: e7NtKjBm)
あらすじ
ついにサソリ座のポケモンを目にした秀夜たち。
だが、またしても白い糸が秀夜たちを捕らえた。
そこに現れたのはまたしてもトロピカル。
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「ふふふっ、逃げたように見せかけてずっと後を追っていたのよ! こんな作戦を考えつく私ってやっぱり天才かも♪」
さっきのバトル時と性格がまるで違う。やはりこいつはとんでもない二重人格だ。
「あんたしつこい! さっき負けたんだし、諦めなさいよ!」
由衣が叫ぶ。
「ふふふふ、目的を達成すればバトルの勝ち負け何てどうでもいいのよ! 私たちはB・S団、反則なんてないも
「黙れ」
トロピカルが言い終わる前に、低く鋭い声がした。
秀夜は、状況を理解しようとして、思わずぎくりとした。
斬人がもの凄い形相でトロピカルを睨んでいる。
どうやらトロピカルはそれに怯えてしまったようだ。
「この糸を切れ。そして立ち去れ」
何ということもない言葉。だが、低く鋭く響き、トロピカルは従うほかなかった。
「は、はいっ!」
秀夜はびっくりした。あのB・S団の強豪が、睨まれただけで震え上がってしまうのだ。
無言で秀夜たちを放し、一目散に逃げていった。
「助かった…斬人、ありがとな」
平治が礼を言う。
「俺は仲間として当然のことをしただけだ」
斬人はそれだけ言うとまた黙りこんでしまった。
「さて…」
老人が口を開く。
「汝らが良き心の持ち主であることはわかった。だが、優しい心だけでは伝説のポケモンと心は通わせられぬ…。汝、世界を救いたいと願うならば、スコーピア様を倒すのだ」
え?伝説を…倒す?
「あの…俺が伝説のポケモンと戦うんですか?」
「そうじゃ。ポケモンは六体まで使えばよい」
全く予測してない事態だ。
「秀夜、大丈夫だ。お前ならやれるぜ!」
突然の言葉に後ろを振り向くと、仲間たちがいた。いつも一緒にいてくれた仲間たち。
「秀夜さんなら大丈夫ですよ」
「秀夜! 頼んだぜ!」
「秀夜ー! 負けたらバツゲームだからね!」
「…お前なら出来る。頼むぞ」
仲間たちが自分を応援してくれる。よし!
「分かりました。戦います」
老人は黙って頷いた。スコーピアが咆哮をあげる。
「…よっしゃ! いくぞ、スコーピア!」
続く