二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【遊戯王5D‘s】 短編小説、スタート! ( No.3 )
日時: 2010/12/10 18:52
名前: 氷結界の小説家 (ID: 8kUUPb.W)

第一話 「三極神の巫女」


「カミュ、お前は逃げろ。」
ハラルドがカミュにそう告げたのは、神の居城「アーククレイドル」がネオ童実野シティの上空に現れた数十分後のことだった。


事の発端は、数時間前にさかのぼる。



遊星達チーム5D‘sはアポリアとの激戦の末、勝利をおさめた。

「やったな、チーム5D‘s。」
「チームラグナロク!」
喜ぶ5D‘sのメンバーの前に、ラグナロクが現れた。
おなじみの三人の後ろには、フードを深くかぶった少女が立っている。
その姿を捉えた遊星は、不思議そうに尋ねた。

「ハラルド、お前達の後ろに立ってるあいつは一体誰なんだ?」
「ああ、今紹介する。」

そう言うと、ハラルドは少女に手招きした。
それに気づいた少女が歩いてくる。

「この子は私達の仲間。名を、カミュという。」

少女がフードを脱いだ。
白く、長い髪の色白の少女。
その左目は、他の三人と同じルーンの瞳だった。

ブレイブがカミュの肩を叩きながら言う。
「こいつは凄いんだぜ。」


「三極神の、巫女なんだ。」
「巫女!?」
遊星が驚いて大きな声をだす。
それに気づいた仲間達が集まってきた。





「この子は私達を補助する役割を担っている。だが、私達の誰よりも強い力を秘めているんだ。」