二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 未来を知る少女2 ( No.26 )
- 日時: 2011/01/06 16:50
- 名前: カエル ◆tr.t4dJfuU (ID: AQILp0xC)
鬼道視点です!
第6話 「疑い」
「氷歌がそんなことするわけがない!」
あいつは人のために何かをするやつだ、そんなことをするわけがない。
「私たちもそう思っています。でも……」
「『ECSL』の偉い奴らがそう言うんだ。」
??
何でだ、氷歌が春奈を??
「とにかく、皆さん『ECSL』本部に来てください。車は手配しました。」
「どうして行かなくてはいけない。」
豪炎寺がそう言った。
「もし、本当に氷歌が犯人だとしたら、皆さんには協力してもらわなくてはいけなくなるかもしれません。だからです。」
淡々と篠崎が言う。
「……断る。氷歌が来たら春奈をなんとかしてくれる。それまで個尾を離れるわけにはいかない。」
「氷歌は来ないかもしれないぞ?」
鉄輝が少し挑発するように言った。
「……」
何も言えない。
もし来なかったら……
来ない可能性もあるんだ……
「『ECSL』に来てくれれば最高の医療スタッフをつけることも出来ると上が言っていた。」
鉄輝が淡々と言う。
来ない可能性のある氷歌より間違いなく来てくれるスタッフの方が安心かもしれない。
「どうしますか?」
「……鬼道……」
円堂がどうするんだというように俺の名を呼ぶ。
「……分かった。行こう。」
「……いいのか鬼道。」
豪炎寺が聞いてくる。
「……氷歌は来てくれるだろうが、保険のためにな。」
一応だ。
「では行きましょう。」
そう言って篠崎たちは歩き出した。
……頑張ってくれ春奈……
『ECSL』の本部はかなり大きいビルだった。
中に入ってみると普通の会社のようだった。
「本当にここが『ECSL』なのか?」
「はい。普通の会社に見えますよね。」
淡々と篠崎が言った。
「こうしておかないと国家機密の機関ですからばれたら大変なんです。」
なるほどな。
「それで、何処に行けばいいんだ。」
鬼瓦さんが聞く。
「2階の指令室です。あとは鬼瓦さんよろしくお願いします。」
そう言って篠崎と鉄輝は中に入って行った。
俺たちは鬼瓦さんに連れられ、指令室に行った。
そこにはたくさんの機械があった。
「ここが指令室ですか?」
「あぁ。そうだ。」
「?鬼瓦さん?」
誰かが鬼瓦さんを呼んだ。
藍野だ。
「李菜か。」
「なぜここに?……もしかして氷歌ことか?」
「あぁ……そう言うことだ。氷歌が容疑者というのは。」
鬼瓦さんが少しイラついたように聞く。
「……上から氷歌が犯人だって言われた。詳しいことは私たちも教えられてない。」
「司令部のおまえでもか?」
「……少なくとも私たちはそう思っていない。証拠もないのに氷歌を疑うことは私たちはしない。」
淡々と藍野が言う。
こいつらは氷歌を信じているんだ。
「雷門の皆もちゃんと連れてきてくれたんだね。」
「あぁ。」
「雷門の皆には協力してもらう。敵の目的はあなたたちかもしれないから。」
?
俺たちが目的?
ビーーーッ!ビーーーッ!
「!緊急警報!?」
鬼瓦さんが驚いている。
緊急警報とはなんだ。
「何があったの!?」
藍野があわてて動き出す。
「B25通路に手配中の月城氷歌がいます!」
!
氷歌が!?
「氷歌……どうして……」
藍野が信じられないという顔をしている。
「重要囚人の琴魔舜を連れています!!」
琴魔舜?
誰だそれは。
「嘘でしょ、氷歌……どうして琴魔を……」
藍野の顔が青ざめていく。
琴魔とは誰だ、重要囚人とはなんだ。
氷歌は本当に犯人なのか?
「……仕方ない……特務エスパー全員につないで!」
特務エスパー……
【ザ・ウィザード】だった奴らの事か。
「全特務エスパーに緊急連絡!手配中の『月城氷歌』がB25通路で発見!直ちに捕獲せよ!手配人は重要囚人『琴魔舜』を連れている!そちらも捕獲するように!直、手配人はエスパーであるため【ECM】を作動させる!全員【ECCM】を作動させるように!」
「「了解!」」
指令室が慌ただしく動き出す。
「俺たちも行くぞ!」
鬼瓦さんがそう言って指令室から出ていく。
「待って!もしもの時のために全員にこれを渡しておく。」
そう言って藍野が俺たちに渡したのはピストルだった。
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意味不だ……
分かりにくくてすみません。
あ、【ECM】の説明はまた今度します。
絶チル知ってる人は分かると思いますが……