二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 少年陰陽師*双月恋妖絵巻* ( No.65 )
日時: 2011/04/10 05:12
名前: 翡翠 (ID: wZGUtZTa)

〜緤菜〜

声が聞こえた、その声はとても安心できて私にとって‘光’だった。

「俺はどうしたら良い…?」

冷静さを僅かに取り戻した騰蛇は燐菜に問いかけた。

『緤菜の意識の中に入り緤菜をこの場所へ連れて来なさい』
「緤菜の意識の中に…?」
『そうよ、私が術で緤菜の元まで貴方を導く』

そう燐菜は言うと、騰蛇と緤菜二人に向けて術を唱え始めた。

『我願う、彼の者が闇に閉ざされた、世界で、囚われの魂を呼び起こす事を、導け、紅き神将を』

術を燐菜が唱え終えると同時、騰蛇の身体が動かなくなる。

『紅き神将さん、緤菜を頼んだわよ…』

そう言い終えてガクンと燐菜はその場に倒れそうになる。
倒れかけた燐菜の身体を王龍が支えた。

『全く無茶をする』
『だってあれは私にしかできないことだもの』

燐菜の言葉に呆れながらも王龍は言う。

『牛鬼の相手は我に任せてお前は少し休め』

王龍の言葉に燐菜は驚きつつも頷くのだった。





*     *      *

勾菜へ

ごめん、あんまり状況変わってない;
ちょっと書く暇なくて…。
また書くの遅れたらごめん><