二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 卍ONE PIECE 空翔ける海賊. ⇔コメ300達成! ( No.343 )
- 日時: 2011/08/21 14:00
- 名前: 柚麻 ◆RZptUkM3IA (ID: a5oq/OYB)
- 参照: ONE PIECE激ラヴ(∵*`) オトヒメ様惚れた←
第63話〆 チーム ロビン
「まだなのかしら……」
ロビンは後ろでギャーギャー騒ぐ男達を思い切り無視して呟いた。
「痛ぇんだよ、この爆風男!」
「お前こそ本気で殴るな、水野郎!」
ヴィルとレインが掴みかかっているところをフランキーが止めようとしたあげく、壮絶な喧嘩になった。
「おいおい、そろそろ頭冷やせ!」
「何だよ、止めるなこの変態ロボット!」
レインが皮肉そうに言うと、フランキーは手で後頭部を撫でながら、
「何だよ、照れるじゃねぇか」
と豪快に笑った。
レインが「褒めてねぇ!!」と更に叫んだところで、ロビンが振り向く。
そろそろ付き合いきれなくなったわ——そういう意味を込めて腕を交差させる。
「——骨折るわよ」
冗談じゃない、低い声でロビンが言うと2人はぴたっと動きを止めた。
「すいませんでしたっ!」
1億2000万と4億ベリーの賞金首は咄嗟に敬礼して頭を下げた。
ロビンは微笑んで腕を戻すと、辺りを見回した。
すると、草むらがガサガサ言い始め人が飛び出してきた。
「あら、ロリ達じゃない。どうしたの?」
「——え? あ、ロビン……そうだ、リィフ見なかった?」
ロビンは首を振ると、後ろにいた3人を覗き込んだ。
コルー、ウソップ、チョッパーは肩で息をして座り込んでいる。
ブルックだけはバイオリンを弾きながら歩いているが——。
「困ったな……カブトムシが背中についてること知ったら、走り出しちゃって」
「まぁ、5億ベリーなんだから大丈夫だろ!」
ヴィルが親指を突き出して笑うと、ロリはため息をついた。
「それに、お宝も無いし——無収穫だと、ナミに殴られるわよね」
ロビンは「そうね」と言うとふふっと微笑んだ。
そして長く細い指を奥へと向ける。
「——この奥にも何かありそうね。どうせなら、行ってみる?」
「ええ、じゃあウソップ、チョッパー! 早く立ちなさい!」
コルーは持参した牛乳をぐびぐび飲んで復活している。ブルックが盗もうとしたが失敗した。
「じゃあ、奥へ——」
「ヨホホホ、唄いませんか!? ロリさん!」
ブルックを無視すると、チーム ロリとチーム ロビンは歩き出した。