二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ■銀魂/ 日向と日影 /夢■ ( No.10 )
日時: 2011/04/25 17:18
名前: くろねこ。 (ID: 2nnbbVZM)

■+/2つは出逢う ヒナタside。

昨日から降り続く大雨、
朝から降り続く大雨、
妖艶に光る月が昇る晩、私は



「 かぁつらあぁあぁああ!!!」

追われていた。


「桂さんと散歩なんて来るんじゃなかったあぁあっ!!(泣」
「どういうことだ、まるで俺が疫病神の様ではないか。」

「何でそんな冷静なんですかあぁ!!」
「こんなの日常茶飯事だ。」

全力疾走し、焦る私と冷静な桂さん。

後ろにはバズーカ構えた真選組きっての剣客。 "沖田総悟"
その後ろの後ろには数人の隊士達が追いかけてくる。


「 日向、二手に分かれるぞ。」
「 え!? 私戦えませんけど!! って!早っっ 」

"逃げの小太郎"とも異名をとる桂さんは逃げ足だけは速い。


....えーいっ! なるようになれっ!!!

私は両手を大きく振り上げ、無我夢中で走り続けた。





——..今思えば、妖しく光るこの月が
          なんとも不気味だった…

***





はあっ はあっ


走ること数分。追ってくる気配が無くなったので
私は足を止め、細い路地裏に身を潜めた。   ...その時


"チャキッ"っという背筋が凍る金属音と共に、首筋に当たる刀の感触。



「...一歩でも動いたら... 斬りますよ?」



…その声は、何処かで聞き覚えのある声だった。





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