二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔銀魂〕 *。夢は儚く、愛おしく。* ( No.97 )
- 日時: 2011/08/23 15:21
- 名前: 瑠々 (ID: r9bFnsPr)
第十訓 最終更新が4月ってどゆ事?
「きーみーがいたなーつは、遠いゆーめの中ー。空に消えてぇった、打ち上げはなぁびー」
「うるせーよ。花火と一緒に空高く舞い上がりやがれ」
神夜が楽しそうに歌っているのとは裏腹に、凛は物凄くイライラしてた。
「祭りの準備の手伝いの仕事が三件はいったのに、食欲魔人どもの所為で財布の中空っぽだよ」
そう言いながら横にいる神楽と神夜を見た。
神楽は、右手にはりんご飴、左手にはとうもろこし。神夜は、右手に綿菓子、左手にはたこ焼き。二人共それを幸せそうに食べている。
一方、銀時・新八・凛の手には何も無い。と言うか胃袋にもだ。
「まあ、人生そんな時もあるさ」
「誰の所為だと思ってんだよ!!」
他人事のように言う神夜の頭を銀時が思いっきり引っ叩いた。
凛は呆れたように溜め息を吐くと、「ごめん、単独行動」とだけ言い残し、四人のもとを離れた。
*
「まーどーかーさん。近辺に妖しい奴いませんか?」
今日、異常なまでに機嫌がいい桜は、一人パソコンの画面とにらめっこをしている、まどかに近寄った。パソコンの画面には六つの画面があり、各場所の様子を映していた。
「今のところ監視カメラには映ってませんけど…。それがどうかしましたか?」
「いやー、妖しい奴がいたらさ、警備厳しくなるから面倒臭いなーって思って」
桜は笑いながら返した。
祭り会場に監視カメラが設置されているのは、前回の件もあってのことらしい。
するとまどかは、何か思い出したらしく、言った。
「あ、そういえば妖しい奴は映ってないけど、御崎さんなら映ってましたよ。カキ氷持って」
「まじでか。」
桜がそう言った瞬間、ドオンと言う爆発音が聞こえたかと思うと、
地響きがし、遠くの方から煙があがったのが見えた。
「まどかさん、煙が上がってる場所に監視カメラは!?」
「あります!ちょっと待ってください!」
まどかはそう言うと、凄い勢いでキーを押していく。
しかし、少しするとキーを押す手が止まった。
「攘夷浪士がこっちに向かっていますっ!」