二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 星のカービィ 運命の車輪 参照500突破!! ( No.193 )
日時: 2011/05/02 20:20
名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)

「オレノ計画ヲ邪魔スルキカ!!ユルサナイ!ユルサナイゾ!コウナッタラ消炭スラ残ラナイホドニ抹消シテヤル!!」

ゴオオオオオオ!!!

ブラックホールのように、あふれる暗黒のエネルギー。
粉のようでもあり、欠片のようでもあり、うごめく生物のようにさえ感じられる。

「…ドロッチェ、戦える?」

「あたりまえだろ…このさい骨の一本ですらどうでもよく思える」

ダークゼロとは違い、カービィたちからあふれ出ているのは、血液。
出血多量で死んでも、まずおかしくない。
むしろ、そのほうが正しい。

「(ファイターの技は、もう通用しない…)」

何よりも、ファイターは体力消耗が激しい。
がむしゃらに突っ込んで行っても、自殺行為以外の何物にもならないだろう。
カービィは、コピー能力解除をする。
ノーマルで戦った方が、まだ勝機がある。

「(アイスレーザーは、仮面の騎士との戦いで使用不可能。トリプルスターは利き手がやられたぶん、左腕で補わないといけない…)」

…ていうか、なぜ飛び道具が1つもないんだ?
全部ない。
丸腰だ。
誰だ。
ダークゼロか?
…まあいいか。
どうせ使うきなかったし。
トリプルスターで精一杯だろう。

ドロッチェは、自分の飛び道具が消えていることを不思議(否、不自然)
に思ったが、とりあえずは考える余裕もないので、トリプルスター一本で戦うことにした。

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス!!!!」

100通りの呪いの呪詛を並べえるような、戦慄の言葉をダークゼロは機械のように発する。

そして、色とりどりの星を連射してきた。

「!」「かわせよ!」

カービィたちは、直進してきた星々を、スライディングするようにかわす。

「あの飛び道具は追尾型じゃない!直進型だからかわせる!!」

「つ…追尾型だったら…危なかったぁ…」

カービィは、少々青ざめながら、スライディング時の姿勢から、素早く立ち上がる。

「体力温存しろよ!ゲホっ…こっちは重傷組なんだから…な!」

ドロッチェはマントを広げ、空中に浮遊する。
しかし、あまり高く、速くは飛行できていない。

「あんにゃろぉ…!俺のマントボロボロにしやがったな…!」

ドロッチェの怒りが、混じる。


そして、〝戦争〟がはじまる。