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〜第60話　一戦決勝!!竜VSルッチ〜

透明人間たちは竜との距離「4㎝」を残し、立ち止まる。

雷牙は悪魂が抜けたかのように元に戻った。


雷牙「な・・なんだ、ここは!??」

竜「兄ちゃん・・・!?生きてるのか、元のままで???」

雷牙「りゅ・・・竜!?」

竜「兄ちゃんは悪の魂を入れられていた。でも、元へ戻ったのか・・・!!いい事じゃん!!!」

雷牙「・・・よく分からねェけど、いい事なんだな（笑）」


久しぶりの出会い。

偶然とでしか言いようがなかったのだ。

でも、そこへ悪党は現れた。

ルッチである。


ルッチ「嵐皇「銀角」!!!」

竜「んだ・・・ってアワワワァァァ!!」


竜に向かって、嵐のような風が吹く。

そして、銀色を帯びて、角の形へ。

角は竜を刺す。

が、その前に雷牙が立つ。


雷牙「あぶねェな、竜。」

竜「に・・兄ちゃん。角が・・・」

雷牙「大丈夫だ。・・・第502術「炎岩：腹亜」!!!」


警察時代の「最強術」を使いこなしたのだ。

第502術「炎岩：腹亜」とは腹を炎で燃やし、岩の様な固さへ変える。


雷牙「刺さるわけネェな、この腹なら!!」

ルッチ「牛角「六死二十死（エパン・ギネズ）」!!!」

雷牙「第41術「腕斬（ウェット）」!!」


雷牙はルッチの腕を素早く動き、切り刻む。

そして、第87術「流山」という技でルッチをアジトの外へ流す。


雷牙「先へ進めよ、竜!」

竜「お・・おう!!!」


竜が進もうとする。

が、ルッチがまたまた現れる。


ルッチ「いけ、ダイケンキ!!はかいこうせん!!!」

竜「オワァァ!!!・・・やる気か?いけ、サモルゾウ!!!ソーラービーム!!!」

ルッチ「ダイケンキ、ハイドロカノン!!!」

竜「負けるかァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ルッチ「こっちのセリフだァァ!!!」


爆音が鳴り響く。

黒煙が舞い、その先には・・・・


第61話へ続く