二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 星のカービィ 幻想の魔筆  参照300突破!  ( No.127 )
日時: 2011/05/29 19:06
名前: 満月の瞳 ◆zkm/uTCmMs (ID: A2bmpvWQ)


♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪♪:*:・・:*:・♪・:*:・・:*:・♪・:*:・

体がどこか遠くに流されていく感じ。

体がどこか遠くに投げ出されていく感じ。

体がどこか遠くに運ばれていく感じ。

体がどこか遠くに漂っていく感じ。

体がどこか遠くに落ちていく感じ。

体がどこか遠くにとんでいく感じ。




カービィは薄れていく意識の中で、ぼんやりとそれを感じていた。
重力のない不自然感。
転送されているかのような錯覚。
少なくとも、『普通』ではない。
かなり『異常』だ。

逆らうことができない。
抵抗することもできない。
でも逆らうことも、抵抗することもしてはいけない気がする。
なすすべもなく力に飲み込まれていく。

それは眠りにつくことと似ている。
なんだか心地よい。

カービィは、恐怖や不安、警戒や違和感などは全く思っていなかった。
むしろ温かい、や気持ち良いと思っていた。


一体…ボクはどこに…行くの…?—————

誰かがカービィを呼び出していることはわかる。
でも誰が?
それにあの声は?

カービィは考えたが、中断してしまった。
睡魔に襲われ、眠りついてしまったのだ。










そして、次に目を開けた時…幻を見るだろう━━━━━━━━━