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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ▼ Blossoms. 〔銀魂/◎〕 ( No.9 )
- 日時: 2011/05/17 18:54
- 名前: ゆう ◆KQ2/g1I8JM (ID: rXEJOjNA)
短編
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「弱いとか言っちまって大丈夫なのか?神威さんよぉ」
講堂を出て最初に口を開いたのは阿伏兎だ
心配そうに、新人が元から崩れないか、という意味を含めた言葉だ
それを横で聞いた神威はあほ毛をぴょこっと動かしニコニコ笑顔で大丈夫、と口にした
腫れた手のひらを冷ますように手を振ると二言目は
「だって、もっと強くなってから戦いたいのは普通だロ?」
阿伏兎は小声でばーかと呟いたのはまた別のお話で・・・。
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「はぁー・・・」
部屋でため息を漏らす花
花は何故神威と同じ団員に入ることになったのかと言うと吉原編で一人、表向きには不慮の事故で亡くなった人が居たから
裏では神威が殺したんじゃないかと噂になっているのを耳にしたことがある
「どーせ私も実験台ですよーだ」
卑屈な言葉を口にする、ふと窓を見てみると“雨”というものが降っていた
これと言って珍しいことではないが花は窓にへばり付いて珍しそうに雨を見ていた
“ぷっww”
「おわああ!!!い、居たんですか!?」
窓の外から神威が口を押さえながら失笑していた
それはそうだ、だって顔が窓にへばり付いて変顔になっていたから
窓の外はベランダではなく普通の共同の廊下、だって船の中だから、じゃぁなんで雨降ってるの?というと
船の天井部分が開いているから、夜兎族も光を克服しようと頑張っているんではないかと推測←
“ばいばい”
そう口ぱくで言うと傘を持ち直し歩き出す
「仕事なのかなぁ・・・、って!修行しなきゃ!!」
言い終えるとともに部屋のドアにかけてあった傘を持ち雨の降っている外へでかける花
「絶対に後悔させてやるんだから」
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後編へつづく
ちなみに花の年齢は不明です←w
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