二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.10 )
日時: 2011/06/17 19:36
名前: 猫科の犬 (ID: JiXa8bGk)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第2話 ★さようなら★

★『さようなら』それは、別れる時にいう言葉。しかしその1つの言葉だけでいろいろな意味を持つ。




「そしてさようなら。」

カイルは、カービィに冷たく言う。

「どうゆうこと?カイル!!」

「そのままの意味さ。」

カイルは、そう言って闇の力でダークソードを作り出す。

「いっている意味がわからないよ。せっかく再会したのに。」

「そうか。今は、星の戦士になっているんだっけな。あいつに聞いた。その星の戦士も馬鹿になったものだな。」

「リボン!離れてて!」

「分かった・・・。」

カービィに言われてリボンは、カービィの頭の上から離れる。

「あいつって誰だよ!ビーズは、何してるんだよっ!!」

「あいつが誰なのかは教えない。だけど、ビーズは今記憶を失って眠っているよ。」

「そっか。よかった・・・。」

「どこが良かった?記憶を失ってるんだぞ?
 そうか。そうだよな。お前達には、仲間がいるもんな。ビーズなんてどうなってもいいよなぁ?」

カイルが怒りまじりに言う。

「そうゆう意味じゃない!」

「じゃあ!どうゆう意味だっていうんだぁ!」

カイルは、手にしているダークソードをカービィに向けて切り裂こうとする。
しかし狙いははずれた。
そのあとも連打で攻撃する。

「カイル!どうしちゃったの!?いつものカイルじゃないよ!!」

カービィがカイルの攻撃をよけながら喋る。

「どうしちゃったの?どうもしないよ。俺だってこんなことしたくない。俺だって!!だけど、ビーズを助けるためには・・・。」

カイルもまた攻撃しながら喋る。

「どうゆうこと?カイル。詳しく教えて!僕に出来ることならなんでもするから!!」

「お前に出来ることなんてない!お前は俺に殺されてればいいんだ!カービィ!」


カイル?一体どうしちゃったの・・・。
なんで。そんな。あいつって誰だよ。
ビーズを助けるためってなんだよ。
僕は、ただビーズは、怪我をしていないだけよかったって思ったのに。
記憶を失ったってじょじょに取り戻していけばいい。
なのにどうして?どうしてそんなに急いでるの・・・。



カービィがコピー能力のカッターカッターでカイルを狙う。
ちょうど当たった。そして少しだけカイルの頬に血がつく。

「クッ!せっかく闇の力を手に入れたのに・・・お前はまた新しい力を・・・。」

「や・・・・み・・・?もしかするとカイル闇に!!!」

「うっうるさい!!こうするしかなかったんだ!こうするしか・・・。」

カイルの手が止まった。

「カイル・・・。一緒にいこう?一緒にビーズを助けよう?記憶は、じょじょに取り戻していけばいいよ。だから・・・」

「やめろ・・・やめてくれ・・・。」

「ねぇカイル。僕は、君を傷つけたくない。誰の血も見たくないよ・・・。」

「カービィ・・・。」

「カイル!」

カイルがカービィと向きあい笑顔をみせようとする。
闇という者から逃げるように。だけど闇からは逃げることはできない。

人は、みんな心の奥深くに闇をもっている。
心やさしいカービィでも闇を持つ。
だから、闇からは、逃げられない。「罪」を犯してしまったカイルには。