二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN日常】Distance【イラスト募集】 ( No.128 )
日時: 2012/02/06 19:41
名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: vkkVQEZj)
参照: http://www3.hp-ez.com/hp/distance-urabana/

#32「そうか、もうバレンタインデーか」



2月14日。
この日が誕生日だったと言う理由だけで
誕生日プレゼントがチョコレートだったという思いをする人も居るようだ。

「誰にあげようかな〜?」

まだ14日まで1週間以上あるというのに
浮かれまくりのユナ。

「気まぐれさんはもちろんだけど、恵作もあげたいしなー」

どうやら、男性に、しかもそこそこいいチョコをあげる相手を
必死に考えているようだった。

「めんどくせー、全員チロルチョコでいいじゃんか」
「ふざけんなテメー」

ユウの信じられない一言で、
夢見心地のユナが一瞬で我に返ってきた。

「なんだったら京子とハルとで作ったら?」
「お前に言われなくたって分かってますよー」
「ビアンキ来るんだろ?」

ユウの何気ない一言で、
平常心のユナが一瞬で絶望の果てへと墜ちた。



とりあえず材料調達のためスーパーへ出かけた如月姉妹。

店のお菓子売り場は見事なまでにピンクと茶色。
バレンタインフェアたるものを開催している。

「板チョコ65gが75円」
「安いのか?」
「知るか」

そう言ってユナは65g75円のチョコをカゴに入れた。

「チロルチョコ50個が700円か」
「1つ20円と計算すれば安いと思うけど」

面倒臭いからチロルチョコのみを買ったユウ。

その後、チョコ達をレジへ持っていったら、
レジ打ちがお母さんだったのを横目で見たユウが
とっさに一列向こうのレジへ並んだら、そのレジの担当は
何とアリスだった。

「……あんた何やってんだ」
「バイトだけど」



その後に美緒と会った。

彼女は「イタリア行って、律花にチョコレートを渡しにに行ったんですよ!」と自慢げに語った。
因みにその日はガッツリ部活があった。

「だいじょぶです! 先輩の分も渡しました!」
「そこ問題じゃなくね?」

相も変わらずニコニコと言ってのける美緒。
冷静に突っ込んだユナ。

「渡すつもりなかったけど、それはまあ……ありがたい」
「……いや、そーじゃなくて」

美緒が遮った。

「美緒が先輩に作ったチョコレートも、律花にあげました」
「なんでやねん」
「律花が『ユウちゃんからは無いのか』って感じで聞いてきたから……!」

あたふたとしてる美緒だった。