二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 偵察者〜オーガ〜 ( No.60 )
日時: 2011/08/09 20:54
名前: 成神 瑠希亜@オーガ ◆H8fu4x3fYY (ID: IZus4UZf)
参照: http://uranai.nosv.org/u.php/novel/korabodaze/

PART 15*+。・会議室にて・。+*





















バウゼン教官が救護室から出て行き、室内に居るのは5人になった。





















バダップとグミはベッドから立ち上がり、会議室に向かおうとした。


















レオンは、バダップとグミが靴を履こうとしている動作を、ことごとく見ていた。























「・・・」





















「なぁ、レオンだっけ??お前、何処から来たんだ??」







エスカバが問った。












レオンは静かに答えた。






















「・・・厳密だ」




















「ねぇ君さぁ。敬語とか使えないわけ??俺たち一応先輩だからね」


























ミストレがレオンの詳細を見ながら言った。

年齢が自分達よりも1つしたなことを知り、上から目線で言った。























レオンはそれを無視し、1人で会議室に向かった。





















「なっ・・・無視!?無視かよ!?ったくなんなんだよあいつ!!生意気だろーが!!女みたいな顔しやがって!!ちょっと綺麗だからって何??調子のってんのか??」
























「あーでたよミストレの裏の顔」


















「ミストレ。あまりそうムキになるな」

























バダップの冷静な態度と言葉に、更にグミが冷静につけたした。

















「とにかく。バウゼン教官に言われたとおり、会議室へ向かうぞ」





























ミストレは軽く舌打ちをしたが、エスカバは「あぁ。」と短く素直に答えた。








































.








会議室へ入室してから約5分。
オーガ全員が集められた。
























バウゼン教官が来るのは30分後。






















時間は憂鬱にあった。




















バダップは全員が席についたのを確認したうえで言った。















「レオン・ミカエラスだったか??俺はバダップ・スリードだ。チームオーガのキャプテンだ」




















バダップが自分の名を言ったことで皆が空気を読み、名前を次々に言っていった。






















ミストレはレオンに向ける態度がなぜか悪すぎる。

その激変する態度が気に食わないとばかりに、自己紹介が終わって直後、此処でレオンが初めて口をひらいた。
































「あんたさぁ、なんなわけ??」




















その口調と態度に、唖然とする一同。
さっきまでのバウゼン教官が居た時のレオンとは、まるで別人だった。
その目と人差し指は、ミストレにむけられていた。



















「さっきから君の言ってることきいてるとさぁ、僕に対しての態度悪くねぇか??マジむかつくんだけど」



















頬杖をつき、ミストレを軽く指差す。
指を刺し終えたかと想うと、次は彼の特徴的な天然パーマで綺麗な髪に、指を絡ませて弄んでいた。



















「・・・は??お前こそなんだよ!?入ってきた初っ端からその態度かぁ??いい加減にしろよ、良い子ぶり!!」






















ミストレが立ち上がった。























バダップはとめようにもとめられず、エスカバはオロオロとどうしたらいいのかわからないざまだった。

他のメンバーは、唖然とその喧嘩を見るざまであった。




















だからこそ、喧嘩をとめたのはグミであった。



























「レオンと言ったか!?お前も目上の者に対する態度というものを少しは考えてみたらどうだ!!そしてミストレーネ!!お前もお前で大人げないぞ!!喧嘩などしている暇はないのだぞっ!!」




















グミが言った。
熱くなることもなく、冷静に言い放った。
















ミストレは舌打ちをしてその場に座ったが、レオンは違った。























「へぇー・・・君よく僕に向かって怒鳴れるね。」

































レオンが立った状態のままグミに言った。






















「・・・お前に構っている時間などない。座れ」

























グミがレオンに向けている態度が常に冷静であるため、レオンは気に入らないとばかりにグミを見た。

























「へーぇ・・・面白い」

























そして席に着いた瞬間。



バウゼン教官が入室した。





























そこからだ。
レオンの態度が激変したのは。




















「グーミリア。そしてレオン。どうだ??チームオーガではやっていけそうか??」



















グミは何事かと想いはしたが、すぐに答えた。






「はい。問題ありません」























「はい。僕のほうも問題ありません」



















にっこりと微笑み、そう答えた。




その態度に苛立ちを隠せないミストレ。













だが教師の前だということもあり、怒り狂いそうになる自分を抑えた。




















「それは何よりだ。今から本題のミッションを下す。いいな??」














バウゼン教官はディスプレイをひらいた。

















チームオーガのメンバーである、グミとレオン含む13人全員が、バウゼン教官を見た。






















「この少年達。今から70年前の時代でサッカーをしていた人間だ」




























またサッカーかと想わんばかりにバダップが口をひらいた。

















「また・・・サッカーですか??」






















「いや。今回はサッカーではない」





















作成中