二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【新春】 ( No.477 )
- 日時: 2012/05/06 22:48
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: JzqNbpzc)
「どうしたんですかィ土方さん、鬼みてーな顔して」
「鈴見なかったか。どこ探しても見つからねーんだよアイツ…」
「……あ。そうそう、鈴から手紙預かってたんでさァ。はい」
「…“1日だけ休暇貰います。正月気分がまだ抜けてないんで☆”……」
118)突撃訪問とか迷惑なんじゃないかと思った
「ふぁー、やっぱ万事屋はいいねぇ、のんびり出来る」
ぐでーん。
そんな効果音がつくかのように、私はソファに寝転がる。
土方さん今頃怒ってるだろうな。
まだ仕事あんのに何やってんだアイツぁ! ふざけた手紙書いてんじゃねーぞーッて。
「いつまでいんだよ、さっさと帰って仕事しろやお嬢さん。仕事があるんだからよォ。
それともなに、また土方くんに怒られて逃げてきたのか? 匿ってってか?」
私が机の上にあるジャンプに手を伸ばすと、
誰かの声と共にジャンプを取り上げられる。…銀さんだ。
私が万事屋に押しかけて約1時間。
帰る素振りを見せない私に、銀さんが鬱陶しく感じているようだ。
そういや言うの忘れてたけどね、今日は帰るつもりないよ私。
「怒られる前に出てきたから違います。今日はここにお泊りするつもりなんで」
「「「……は?」」」
銀さんは勿論、
ボーッとテレビを見ていた神楽ちゃんと新八くんも、目を点にして私を見据えた。
「何言ってんだてめェ! 無理に決まってんだろ、飯だってそこの大食い女で…」
「何か言ったアルか?」
神楽ちゃんが指をポキポキと鳴らす。
銀さんは「何も言ってません」と顔を真っ青にして横に振った。
「私は大歓迎するネ! 泊まるヨロシ!」
「いやいやいや、寝る場所だってねーんだよ?」
「私と一緒に押入れで寝ればいいアル」
そう言って親指を立てる神楽ちゃん。
無茶言うなよ、押入れに二人で入れるもんか。寝れるもんか。
「ソファで寝させてもらいますから、大丈夫ですよ」
「けどよ……」
それでも文句有りげな銀さんは、頭をポリポリかく。
何でそんなに嫌がるんだお前は。
そんなに私が嫌いか。
そんなに私が要らないか。
そんなに私が……
「金がねーことくらい分かるだろ」
「私が泊まることによって増える費用は、食事代とお風呂代と水道代だけでしょう。
大丈夫です、私は女中ですよ? 晩ご飯は冷蔵庫の中にあるものだけで、なるべく美味しいの作りますから」
「冷蔵庫はいちご牛乳とプリンしかないヨ」
……。
れっつ買い出し!