二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナイレ〜正反対の最強双子姫〜 ( No.87 )
日時: 2011/09/05 19:55
名前: 刹那 (ID: CA3ig4y.)

ラティア達がラーメン屋に向かった後、ラティアとフローラは夕食を食べていた。

フローラ「今日は和食にしてみました。」

ラティア「親子丼ね。」

フローラ「ラティアお嬢様、丼系はお好きでしょうか…?」

ラティア「えぇ。カツ丼とか好きよ。」

フローラ「良かったです♪」

意外と庶民の食べ物がお好きなラティア姫でしたw

ラティア「この卵と鶏肉、凄く美味しいわ。」

フローラ「お口に合って良かったです^^」

その時、庭からガサッと音がした。

フローラ「風…でしょうか?」

ラティア「…違うわ、誰かいるみたいね。」

フローラ「まさか、あいつ等が…?!」

ラティア「いいえ、あいつ等ではなさそうよ。ちょっと見てくるから懐中電灯を持ってきて。」

フローラ「ラ、ラティアお嬢様!!危険です!!」

ラティア「大丈夫よ。いざとなったら、銃とカッターがあるし。」

フローラ「で、ですが…」

ラティア「貴女は心配し過ぎなのよ。私が大丈夫って言ってるんだから、ここで大人しく待ってなさい。」

フローラ「か、畏まりました…」

ラティアはフローラから懐中電灯を受け取り、庭へ向かった。


〜庭〜

ラティア「音がしたのはこの辺りね…」

その時、またガサッと音がした。ラティアは音がする方へ懐中電灯を向けた。その先には…

ラティア「…子猫?」

小さな子猫がいた。

ラティア「凄く弱ってるわ…何か栄養のある物を食べさせないと…」

ラティアは小さな子猫を抱え、別荘に入った。


〜リビング〜

フローラ「ラティアお嬢様!!ご無事dラティア「フローラ!!今すぐミルクを用意して!!」…えっ?」

ラティア「子猫が凄く弱ってるの!!このままだと死んでしまうわ!!」

フローラ「は、はい!!」

フローラは大急ぎでキッチンに向かった。

ラティア「絶対に死なせない…!!あの時みたいな事は、もう二度と嫌だから…!!」

ラティアは子猫を毛布で包み、抱きよせた。

ラティア「体も凄く汚れてる…余程辛い目に遭ったのね…でも、大丈夫。私が貴女を必ず救うから…!!」

フローラ「ラティアお嬢様!!ミルクです!!」

ラティア「有難う。」

ラティアは注射器のような入れ物に入ったミルクを、子猫の飲ませた。子猫は余程お腹が空いていたらしく、物凄い勢いでミルクを飲んだ。

ラティア「良かった…食欲はあるみたいね。」

ミルクを飲んだ後、子猫はすぐに眠ってしまった。

ラティア「余程疲れていたのね…ゆっくりお休み。」

フローラ「…!!」

ラティア「どうしたの?」

フローラ「いえ…先程のラティアお嬢様の表情が、凄く穏やかでしたので…」

ラティア「…そう。」

フローラ「ラティアお嬢様のあのような顔を見るのは、本当に久しぶりです。」

ラティア「…暫く笑ってなかったからね。」

ラティアはそう言いながら、子猫の頭を撫でる。その時、子猫が目を覚ました。

ラティア「気がついた?」

子猫はキョロキョロと辺りを見渡した。

ラティア「汚れてるから、綺麗にしなきゃね。」

ラティアは子猫を風呂場に連れて行き、子猫の体を洗った。

ラティア「この子猫…もしかして水が好きなの?風呂場でも全然暴れなかったし…」

フローラ「ドライヤーも嫌がってませんし…変わった猫ですね。」

ラティア「それにしても白くて綺麗な猫…瞳もブルーだし…」

フローラ「鈴を付けてるって事は…飼い猫でしょうか?」

ラティア「恐らくね。でも、所々傷がある所を見ると、捨て猫のようね。」

ラティアは子猫の手当てをしながらそう言った。手当て中も、子猫はラティアの膝の上で大人しかった。

フローラ「雄…でしょうか?」

ラティア「雌のようね。」

フローラ「見ただけで分かるんですか?」

ラティア「えぇ。…手当ては終わりよ。」

ラティアがそう言うと、子猫は嬉しそうにラティアに擦り寄って来た。

ラティア「フローラ、この子飼っても良いかしら?」

フローラ「そうですね…ティアラお嬢様もロビン様も動物はお好きですし…良いと思いますよ。」

ラティア「有難う。…名前は何が良いかしら…」

フローラ「そうですね…」

ラティア「…ビアン。」

フローラ「えっ?」

ラティア「イタリア語で白いを『ビアンコ』と言うの、そこから取ったのよ。」

フローラ「ビアン…ですか。良い名前ですね!」

ラティア「決まりね、貴女はこれからビアンよ。宜しく、ビアン。」

ラティアがそう言うと、ビアンは嬉しそうに「ミー」と鳴いた。












新しい家族「ビアン」が加わりました!白の綺麗な毛並みに、美しい青の瞳をしてる子猫です。性格は…またその内にw