二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

薄桜鬼 狐の婿入り? ( No.12 )
日時: 2011/09/25 13:48
名前: 薄☆桜鬼 (ID: O72/xQMk)

陸話 「狐、休憩中」


狐「ふあぁ・・・これじゃ妖力の回復に時間がかかるな。千鶴、肩を貸せ」
千「え・・・う、うん」

千鶴は言われた通りに肩を貸した。
すると、狐凛はぴょんと千鶴の肩に飛び乗り、昼寝を始めた。
千鶴は焦って皆を見回したが、皆苦笑いしているだけだった。

平「でもよぉ、これ、土方さんに知られたら・・・」
左「そうだな。狐凛だとしても・・・動物が屯所内に居ると・・・」
新「またうるせぇ事になるな」
千「私の部屋に置いておきますか?」
平「いや、そのままでいーんじゃねぇか?」

平助や左之助、新八は、何時ものように笑いながら去っていった。
千鶴はその参人を見送りながら、ため息をついた。
狐凛は千鶴の肩で寝たままだった。
そこへ、ガタガタっと物音がした。
とっさに身構えをした千鶴の前に現れたのは、総司だった。

総「千鶴ちゃーん?なぁに?その肩に乗っかってる狐?」
千「お・・・沖田さん!えっと・・・この狐は・・・」
総「ああ、さっきの男の娘?狐凛かぁ」
千「ええ・・・まぁ、はい」
総「ま、せいぜい土方さんに気付かれないようにね?」
千「あ、はっはい!!」

総司はニコニコ笑いながら屯所の方に戻っていった。
総司の笑みは、何か企んでいるような笑みだった。
千鶴はそんな総司に少しびくびくしながらも、総司を見送った。

  【続く・・・