二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 ( No.132 )
- 日時: 2012/01/29 23:19
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
第40話 「この世界の理」
現状を確認しよう。
あ、こんな事するのってトリップした日以来だなぁ。
私は今大変高い場所から勘下もなしで飛び降りました。
下にはとても堅そうな土があります。
たとえ風の流れで横に流れたとしても樹海がありこれまた危ないです。
選ばなくてはいけません。選択肢は2つ。
地面にたたきつけられて真っ赤なお花を咲かすor樹海にダイブして全身血だらけで人生を顧みる。
沙「違う、助かる方法を考えろ。死に方を選んでどうする。」
ついでに言うと私の余命はあと3秒ぐらいだね。
さすがにこの世界にも重力があるから私の身体は絶好調に下へと向かう。
そろそろ地上に身体が着く頃だ。(今までは空中でした)
沙「潔く死ぬか…」
目を閉じて死ぬ準備を始めよう。
朱音…最後に能天へ踵落としをしたかった。
………あれから10秒ぐらいたったであろう。
一向に痛みは襲ってこない。
私の推測だと3秒後には背中に激痛が走り、頭に何か生暖かい赤い液体の感触がすると思っていた。
それどころか土の感触もない。
さぁ勇気を出して目を開けよう。
沙「…………目、開けなければよかったかな。」
目に入ったものはオレンジ色のダウンジャケットを着て赤い髪をストレートにしている少年でした。
あぁこの人に私は受け止めてもらったんだな。
?「…大丈夫?」
敵ながらあっぱれ。ありがとうございます、あなたは命の恩人です。
沙「大丈夫です、そして有難うございます。ではさようなら。」
地面に下ろしてもらい今すぐにここから離れようとしたらまぁ逃げる者は追いたくなるのが人間の性なのかな。
ガシ
?「あの建物から落ちてきたね?君何者?俺はあの建物に住んでるんだけど…」
彼の名前を説明しよう。基山ヒロト、またはグラン。
沙「えーと夕闇沙羅です、ついでに女。」
さぁ帰ろう、皆のもとへ。
グ「帰らせるわけにはいk…グフ;」
私が彼のお腹にめがけて蹴りを入れました。
ごめんなさい、命の恩人なのに。
沙「おぉーとこんな所に都合よく黒いサッカーボールがあるよ?」
グ「それ…俺が使ってたやつ…」
そんなの知らない。
沙「おいしょ…うーんこのボタンかな。うんきっとそうだ。」
ポチっとな。
ヒュン
只今主人公はワープ中。
沙「いい感じにグランがいるとは…そしてボールも…この世界の理は何だろう。私が幸運なだけか?」