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第５４話　「やっぱ皆でワイワイ」

円「そうだったのか…」

どうやら円堂は少しでも疑った自分を責めているようだった。

沙「元々心配をかけないつもりで言った嘘だ。私は別に気にしてないぞ？むしろ計画が上手くいったので嬉しかったがな。」

「でも…」とまだ言いたそうな顔の円堂を無視。
いつものパワフルな円堂君はどこに行った。

豪「さて、皆で家に帰るか？」

いや、円堂君とかこの面子なら…

染「仕切りなおしに…」

円「サッカーやろうぜ！」

はい、やっぱりそうなりますよねー

綱「お前らもそんなところに突っ立ってないでやろうぜ!!」

おーやりｍ、やるのか!?

朱「よし、じゃあ沙羅とうちは別々ね。」

吹「あれ、一緒じゃなくていいの？」

ん？いや同じチームにしたらそれこそ大変だぞ。
それにだってさぁ…

沙/朱「勝ち負けがなくてつまんないじゃん。」

周りは苦笑い。
円堂はもうボールを持って「早くー!!」と急かす。

やっぱさ、例えこの世界が人の手によって作られた電子信号？紙？で作られたとしても楽しいや。

別れが悲しくなるから【敵】という設定で離れたんじゃないかって？
んーなんかさ。
【敵】と分かった時の円堂の顔がどうしても見てられなかったんだよ。
人一倍仲間を大切にして信じてる円堂にとっちゃあの別れは失敗だなと思ってなｗｗ
だったら最後までいっぱい思い出作って適当な理由つけて別れた方がいいなと思ってさ。

沙「さて、朱音。」

朱「手加減なんかすんなよ？ニヤ」

沙「誰に言ってる？」

その後は大戦だったな。
皆どこかふっきれたような顔で全力でぶつかる。
これがこいつらのいいところだ。



【人の心に潜む闇を晴らしてくれるような光】