二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man-双子の軌跡- ( No.315 )
日時: 2012/01/08 09:44
名前: 紫苑 (ID: D6CJex8x)

「お、落ちるーっ!!」
「出力上げろ出力!!」
「もう出てらぁ!!」

と言う声と共に落下していく人々のギャアアアアという悲鳴が聞こえている。

【第一標的、リナリー捕獲。】

コムリンはリナに焦点を合わせた。

ダンッ!!

コ「リナリー!」

ズバン!!

リナはコムリンの頭の一部分を黒い靴で回転しながら破壊する。
リナの『黒い靴』によって壊されていくコムリンを見てコムイはショックのあまり声が出なかった。

一方、一部を破壊されたコムリンはレーザー光線で反撃を開始するが一つもリナに当たることはない。
勿論うちだって逃げるよ?
だってあたったら痛そうじゃんww

リー「へっへ、ばぁか。イノセンスを発動したリナリーと汐を捕らえられるもんかよ…」

リーバーは依然としてぶら下がりながら微笑を浮かべた。

リー「胡蝶のように天空を舞い鋼鉄の破壊力で地に墜ちる…それがリナリーの対アクマ武器“黒い靴”だ。」

高く舞い上がったリナは上から落ちコムリンを真っ二つにした。

リー「アレン!無事か!?」
ア「なんとか…」

リーバーが切れた側面からアレンを見ると包帯でぐるぐる巻きにされているアレンとティムキャンピー。

命までは取られなかったようだ。
よかった…

エレベーターの上に残ることのできた班員達はリナに声援を送った。

「いいぞリナリー!ブッ壊せー!」
「カッコいいー——!」

科学班一同のブッ壊せコールに答えてリナはスッと左足を上げた。

コ「待つんだリナリー。」

コムリンの前に立ちはだかったのはコムリン生みの親コムイだった。

コ「コムリンは悪くない!悪いのはコーヒーだよ!!」

下からよじ登ってきたリーバーは呆れて怒ることさえもしなかった。

コ「罪を憎んで人を憎まず。コーヒーを憎んでコムリンを憎まずだリナリー。」

コムイは涙を流して説得しようと正論ではない持論を披露した。
そんな言葉も今のリナリーには届かず彼女は足を下げようとはしなかった。

汐「班長の話だとそのコーヒーを入れたのはリナだったはず…室長さん(黒笑)リナを憎むと言ってんのww」
リ「兄さん…ちょっと反省してきて。」

ドコ!とリナリーはコムリンごとコムイを蹴った。
コムイとコムリンは下へ落ちていく。
コムイとコムリンは仲良く爆発してしまった。

「なんだかなもう…」

誰かのそんな呟きが聞こえた気がした。