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原罪【moonlit bear】　第四話


「ただいま。」

やっと帰ってこれた。

疲れたわ。

やっとたどり着いた愛しの我が家。

あぁ、これがおうちの温かさだわ。

「遅かったな。大丈夫か？」

ゴーは優しく微笑んだけど、

私が大事に大事に抱えてる果実を見て、

「な、お前っ!」

とても悲しそうな顔をしたのです。

「いいか？俺たちの子供はもうすでにこの世には
いねーんだよ。あいつらの代わりに子供を
育ってても、意味ないだろ？
だから、子供たちは本当の母さんに帰してやれ。」

「…。」

私は心が崩れる音がした。


私が違ったんだ。