二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.173 )
- 日時: 2012/01/23 06:59
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
十五話「世界への切符」
円堂がカオスブレイクを止める
「今の、何?」
「凄い…正義の鉄拳の遥か上」
「いかりのてっつい!」
「世界に行くのはどっちか、此処からが勝負だ!!」
「「タイガーストーム!!!」」
二人のシュートはまたも外れる
「あぁ〜惜しい!ねぇフクさん!!見てた?あとちょっとだったのよ」
「えぇ」
鬼道がボールをカットし豪炎寺へパス
「行け!豪炎寺!!俺たちの挑戦が此処で終わっていい訳がないだろ!!」
「あぁ!!!」
「いくぞ!虎丸!!」
「はい!」
豪炎寺と虎丸が駆け上がる
だが、またも失敗に終わる
「豪炎寺!!!お前それでもエースストライカーかっ?!!俺たちはどんな時も悔いのない試合をしてきた
この試合だってそうだ!!」
円堂が叫ぶ
「そうですよ!豪炎寺さん!!こんなの、俺の憧れの豪炎寺さんじゃないです!」
虎丸が言う
「お前の親父さんにも見せてやろうぜ!サッカーの素晴らしさをさ」
「分かったよ」
豪炎寺の表情は何処か晴れ晴れとしていた
「やっと…これが、本当の豪炎寺だ」
「やぁっと、本気で行ける。きっと今頃悩んでたことがバカバカしく思ってるんじゃない?」
「(俺は何を悩んでたんだ。これから何があろうと俺のサッカーへの思いは変わらない)」
ファイアードラゴンからだが、不動がボールを奪い豪炎寺にパスする
「豪炎寺!!」
「お兄ちゃん!」
「修也さん!」
「虎丸!今度こそ決める!!ついてこい!」
「あ…はいっ!!!」
虎丸は嬉しそうに後を追う
「「タイガーストーム!!!!」」
「大爆発張り手!!わぁぁぁぁぁぁぁああ!」
死守ならず
豪炎寺と虎丸のシュートはゴールに突き刺さる
「決まった?…豪炎寺さん!!」
「ああ、やったな!」
「勝ち越し、逃げ切るよ!」
かがりが言う
「当たり前。世界に行くのは、イナズマジャパン」
「まだだ!まだだぁ!!!」
チェンスウが叫ぶ
「「「カオスブレイク!!!!!」」」
「キャプテン!!」
「円堂!!!」
「この一点、絶対に守って見せる!!!」
円堂の声が響く
「いかりのてっつい!!!!」
円堂はゴールは死守
「守り切った!!」
「世界に…行く」
「(円堂君…君たちなら、世界への頂に立てるかもしれないな)」
アフロディは少し微笑んだ
「行くぞ!世界に!!」
円堂が叫ぶ
「おぉ!!!!」
声が続く
「守君、おめでとう」
冬花が言う
隣で秋が笑う
「お兄ちゃん!!」
無邪気な声
「勝ったね!これで世界大会に行けるんだね」
無邪気に笑う夕香
「…あぁ」
「父さん」
「これで彼等を世界に送り出す事はできたな」
豪炎寺は下を向く
「だが…彼等にはまだお前の力が必要なようだ」
それを聞くと豪炎寺は顔を上げる
「修也、歩いていくといい。お前はお前自身の道を」
頭の下げる豪炎寺
「おめでとうございます。修也さん」
「ありがとう、フクさん」
「どうして泣いてるの?」
「嬉しくて涙が出る事もあるんですよ」
「そうなの?」
「お兄ちゃん、頑張ってね!」
「もちろんだ!!」
笑っていた
「豪炎寺、よかったな」
「あぁ。いよいよ世界だ!!」
「世界だね。本当に勝ったよぉ」
そらが言う
「そうね…分かってるの?」
「分かってるよ。世界に行く、そして…確かめる」
強く言う
「でも、今は…彼等を祝福しよ♪」
「士朗!おめでとう」
観客席から吹雪に言うつらら
「アンタ達、気抜くなよ!」
「世界は手ごわいですよ」
笑う舞衣香と菜乃香
「アジアの中で最弱と思われていた日本が…。世界へ…誇らしいかな」
笑う声が空に響いた