二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【pksp/pkmn短編集】さよならの恋の唄【リク募集】 ( No.148 )
日時: 2012/03/23 20:51
名前: 愛河 姫奈 (ID: ZUrGQhyc)
参照: http://up.b9dm.com/lz/20950.html

性転換グリイエゴー(寧ろイエゴーグリ)小説が書きたい…寧ろ誰か書いて←
グリーン以外、全員♂になってますよ〜え、誰得だって?

「もちろん俺得だよ!!」


これは♂イエロー×♀グリーン×ゴールドです。感動系目指す筈が…あるぅえ〜?







       【貴方が笑ってくれるなら】



ーもうすぐで卒業式だ


貴方は高校三年生。僕より先に卒業してしまう…だから、僕はグリーンさんに追いつけない。二歳の差は厳しい。同じ学校に入れるのは一年だけだからだ。
僕とグリーンさんはそこそこ親しい。たまに剣道も教えてもらう。そのおかげで護身術は見についてきた。
いつも、グリーンさんより強くならないと。と持っていた。グリーンさんより弱かったら、恋愛対象に入れてもらえないから…強くならなくちゃ。って。
でも、卒業はそんな僕の決意を無残にも切り裂いていったんだ、グリーンさん…僕、貴方が卒業するまでに追い越せそうにありません。

「……もう、此処へ来てもグリーンさんはいないのに」

足は勝手に"武道場"へ向かっていた。いつも此処でグリーンさんに剣道を手とり足とり教えてもらっていた。
今日は全ての部活がない…誰もいる筈がない。しかも、僕の本当の部活は美術部だ。主の部活を無視して剣道をやっていたら先生が面倒くさい。

「あれ……?明かりがついてる??誰も部活をやってない筈だけど……?」

少し、胸が高鳴った。ちょっとだけ"もしかして"と期待した。グリーンさんが居てくれるんじゃないかって。
でも、その期待は崩れた。あぁ………なんだ。グリーンさんじゃないじゃないか。残念…。
そう思った時、大好きな人の声が聞こえた。

「どうしてもって言っても、あたしはあなたなんかに教えはしないわ。」

誰かにそう語りかけていた。

語りかけていた人はー…。

「ゴールドさん……………かな?」

確かゴールドさんは学校一の不良だ。そんな人に一体、何の用があったのだろうか?
しばらく観察することを決めて、座り込んで覗くことにした。ゴールドさんは顔を凄い顰めてグリーンさんを睨んでいた。
グリーンさんはどんなに睨まれても怯むことはなかった。言葉を発し続けた。

「貴方はタバコを吸ったり、学校を暴れたりして強く"みせている"だけのただの弱虫よ。あたしはそんな後輩に学校の伝統なんて譲れない。譲る気もない」

学校の伝統。一人ひとり違う伝統を教えられてそれを徹底的に磨くと言う期間がある。それの伝統を受け継がせろ。とでもゴールドさんに言われたのだろう。

「んだよ、先輩つれねーっすね。"グリーン先輩の伝統は簡単"って言われたから受け継ごうと思ったんスけど…違う人のをもらってきます」

「そうはさせないわ」

グリーンさんは恐い顔をした。さすがのゴールドさんも肩を震わせた。それほど、恐い顔だった。

「此処はいずれ、あたしが継ぐ学校。貴方なんかに汚させはしない。これからも、絶対に」

ゴールドさんは呆気にとられた顔をしたが、直ぐににやり、と笑ってグリーンさんを見た。

そして、こう言った。

「じゃあ、俺と戦ってくださいよ」

グリーンさんがこんな下らない決闘を受ける筈がないだろう…と、安心していたのもつかの間、

「いいわよ」

グリーンさんが「yes」と返事をしたので驚いてしまった。絶対に「no」と言うと思っていたのに。

ゴールドさんは、女なんて簡単に倒せると思ったのだろう。

「じゃあ、何で戦います?剣道にでもしますか?」

「いえ、勝負科目はそうね…バスケにするわ」

「…あんた馬鹿なんすか?俺はバスケ部の新キャプテンっすよ?先輩達を差し置いての、ね」

ゴールドさんは"楽勝"と余裕の笑みでそう言った。でも、グリーンさんはバスケに決めたらしい。

そしてバスケが始まった。

「ねぇ、ゴールド。あたしがレッドと張り合える強さだってことを忘れたかしら?……貴方なんかに負けると思う?」

グリーンはそう言うと、ゴールドからボールを奪い取り綺麗にシュートを決めた。

「ッ!!」

ゴールドさんは直ぐにシュートを決めようとボールをつなげるが、直ぐにグリーンさんに取られている。
ゴールドさんが弱いのか?否、それは違う。

グリーンさんが、強すぎるのだ。

「なんでっ、お前…!こんなに強いんだよ!!」

「一応、学園長の孫ですから」

ブザービートを決めてグリーンさんはゴールドさんを見る。とても冷たい…悲しい目で。

「貴方は何もわかっていない。強さだけじゃ、何もできない。貴方は……昔のあたしととてもそっくり」

そう言い放つとボールを置いて出て行ってしまった。

「あっ、」

「…やっぱり、イエローだったのね」

グリーンさんはそれだけ言うと、直ぐに出て行ってしまった。


「……俺が負けるなんて、レッド先輩くらいだったのにッ!」


悲痛な叫びがとても響き渡った。



















あるぇうえ〜続きがあるパターンになっちゃったww
卒業式もう終わったけどねwwwいまさらww