二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 新・天使と悪魔の双子姫 ( No.65 )
日時: 2011/12/07 17:44
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 実力テスト、終了なり〜!!\(^O^)/

第6話「異変」


〜ラティアsaid〜

私は今、自家用ジェットに乗ってライオコット島に向かっている。

ロビン「ラティアお嬢様、もうすぐライオコット島に到着いたします。」

ラティア「分かりました。」

ビアン「…ラティア、大丈夫?」

ラティア「…えっ?」

ビアン「少し震えてるから…。」

私は自分の手を見る。ビアンのいうとおり、私の手は少し震えていた。

ラティア「ちょっと冷房がききすぎてるみたい…。フローラ、設定温度をもう少し上げてくれる?」

フローラ「畏まりました。」

フローラはエアコンの設定温度を上げた。震えている理由が、寒いってことじゃないくらい分かっている。でも…、認めたくなかった。「死ぬのが恐い」なんて…。

ビアン「…恐くて当たり前よ。」

ラティア「えっ?」

ビアン「死ぬのが恐い、って思うのは当たり前。だって、まだ14歳…、しかも相手はプロの殺し屋よ?恐いと思って当たり前だわ。普通の人だって、死ぬのは恐いラティア「私をクズなんかと一緒にしないで。」…えっ?」

ラティア「私をクズなんかと一緒にしないで。死ぬのが恐い、なんて思ってると殺し屋と戦えないわ。」

ビアン(普通の人=クズなのね…;)

そう。私は神に選ばれた人間。世界の代表チームに選ばれるより、ずっと地位も名誉もある。私はあの日、心に誓った。
「神の力は大切な人を守るために使う。そして…、『あのこと』を知るために使う。」と———


〜空港〜

ロビン「ラティアお嬢様、到着いたしました。」

ラティア「ロビンさん、操縦お疲れ様でした。では、バスで別荘に向かいましょう。」

ロビン「リムジンでは向かわないんですか?」

ラティア「これ以上、ロビンさんに負担をかけさせるわけにはいけませんから。」

ロビン「私は大丈夫です。それに、建物の確認はしなくて宜しいのですか?」

ラティア「あっ…。」

ロビン「お気持ちだけで十分です。リムジンを取ってきますので、出口の方でお待ち下さい。」

ラティア「…分かりました。」

結局リムジンで向かうことになった。本当は疲れてるはずなのに…。

ビアン「ラティア、早く出口に行かないと…、ロビンさんが来ちゃうわよ?」

ラティア「分かってるわ。」

私は水色の眼鏡をかけ、出口に向かった。


私が出口に向かうと、人だかりが出来ていた。

ビアン「何?あの人だかりは…。」

ラティア「あれは…、イナズマジャパン?」

人だかりの正体はイナズマジャパンだった。私を変えてくれるかしれないチーム…。

壁山「が、外国っす…!!」

栗松「どこもかしこもサッカーばっかりでヤンス!!」

秋「可愛い!!」

聞き覚えのある声がして振り向く。

ラティア「秋…!!…イナズマジャパンのマネージャーだったんだ。」

ビアン「知り合い?」

ラティア「えぇ、秋達がアメリカ留学してきた時に仲良くなったの。」

会うのは何年ぶりかしら…。といっても、向こうは気付いてないみたいだけど。秋、綺麗になったわね…。それに比べて私は…、もうすぐ闇の世界に行ってしまう。

冬花「あっ!イナズマジャパンの旗!」

秋「本当だ!」

秋、今度貴女と再開する時は…、きっと私は貴女の知ってる私じゃないでしょうね。

鬼道「サッカーアイランドか…、その名に相応しい島だ。」

風丸「ここに集まってくるんだな…。世界の国から選ばれた、最高のプレーヤー達が。」

豪炎寺「ついに来たんだな、世界に!」

円堂「ああ!」

ラティア「…!!…嘘…?!」

ビアン「ラティア…?どうしたの?顔色悪いわよ?」

私は信じられなかった。イナズマジャパンに…、彼等が、有人と次郎がいたから。
私は気分が悪くなって、その場にしゃがみこむ。

ビアン「ラティア?!どうしたの?!」

ビアンが何か言っている。でも、何を言ってるのか分からない。頭の中が真っ白で…、何も考えられない。

ロビン「どうされました?」

ビアン「ロビンさん!!ラティアが…!!」

ロビン「!!すぐにリムジンに乗せましょう!!」

ビアン「顔色が悪くなったと思ったら、急にしゃがみこんで…、熱中症でしょうか?それとも、疲れが溜まって…。」

ロビン「…この表情はどちらでもないでしょう。」

ビアン「えっ?」

ロビン「…いえ、独り言です。それより、早く別荘に向かいましょう。」

ビアン「は、はい!」




ラティア姫、大変なことになりましたね〜。実は倒れた理由、彼女の過去に関係あるんですよ!!…誰が関わってるとか大体分かりますよね^^;