二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRY TAIL—命の砂時計— 参照200突破!!! ( No.41 )
日時: 2011/12/21 12:50
名前: 雪姫 (ID: aAxL6dTk)





[迷子姫編]




            第10話 私はサルデス





ここは、マグノリアから南に位置する竹藪の中にある小さなギルド。
その名も闇ギルド“モンキーパーチ”
闇ギルド“タルタロス”の傘下のギルドである。
そして、このギルドは名の通りマスターとその弟以外は皆チンバージーとゴリラとオラウータンである——


「おい!カリブ、俺のベイビーちゃん達は何処に行ったんだ?」
この男、闇ギルド“モンキーパーチ”マスターサルデス。
ベイビーちゃんと言うのは自らが異世界から召喚したサル達のことを言っている。
「食料を探しに行くと出ていきやした。すいませんすいません。」
壁に向かって誤っているこの男、名をカリブと言いサルデスの弟である。
「俺はこっちだつーのお馬鹿さんがッ!」
「すいませんっ、すいません!!」
また、壁を見ながら謝る。
「ウキィーウキィー!!!」
「おっ、そんなことを話してたらベイビーちゃんどもが帰って来たみたいだな。」
「はい、そうですそうです。」
「だから、俺はこっちだってお馬鹿さんが。」
『ゴロ』
そんなことを話していると、サル達がロープで固く縛り上げた女の子を目の前に放り出した。
「ん?こいつはどーしたんだ?カリブ、通訳しろ!」
「はい、アニスケ!!」
また、壁に向かって言う。
「だから、俺はこっちだっつーのこのお馬鹿さんが!」
「すいません、すいません。ウホホホォ?」
壁に誤りながら、サルたちと話を始める。
「ウキィィ!!!ウキィィィ!!!」
「ウホォ〜、そんなことが……」
「それで、ベイビーちゃん達はなんだって?」
「昼間こいつを食べようとしたら変な魔導士達に邪魔されて食えなかったらしいッス。」
サル達から聞いたことを壁に話す。
「ふ〜ん、それで今もう一度捕まえなおしたと言うわけか〜。神よ!ベイビーちゃん達に残酷な運命を上げつつもささやかな幸せをくださるとはありがとうございます!!!」
カリブに突っ込まず神様に礼をを言う。
彼はとても信仰心が強い、信者なのである。
「準備が出来るまでそのガキは、そこの十字架に縛り付けておけ!」
「ウキキィ!!!」
サルたちは早々と女の子を縄からほどき、そして木で出来た十字架にまた固く縛り付けた。
そして、サルデスとカリブはこの後どうするかを話し合うために地下室に向かった。
サル達は、急いで料理を作る準備&サラダやデザートなどのおかづを作り始めた。
この料理のせいでまた昼間みたいな惨劇が起こるとも知らないで——