二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マギ —運命と魔導殺し— ( No.86 )
日時: 2012/12/18 15:36
名前: 黎 (ID: VXkkD50w)

「トーマかわいーーーーー!!胸大きいし線細いし、顔もバッチグー出し、あああ!!もう!!とにかく全部完璧!!」
「と、とりあえず落ち着いて・・・。」
 今、トーマとピスティは服などがある市場にいた。
 興奮して親指を立てるピスティにトーマは後ずさった。
 今の状況は、トーマはピスティによって着せ替え人形状態にされていた。
 今のトーマの服は淡い朱色の清楚なワンピースだった。
 どこぞの自称妻とぬかしているこ○う帝国の第二皇子は盛大に鼻血を噴出してしまうだろう。
「私のことですか!?by紅明」
「…やっぱり肌を露出してる服は…恥ずかしいなあ・・・。」
 トーマは顔を赤くしながら言った。
「えー…。もったいない…。手足細いのにい…。じゃあ、あっちの服もってくるね!!」
 そう言ってピスティは服屋のある市場に走って行った。
「うう…。私はもう限界だ・・・。」
 がっくりとトーマは噴水近くに腰かけた。











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「…目覚めましたね。」
「目覚めたな。」
 ここは、アル・サーメンのどこかの場所。
 顔を布で隠した男女は口々に言った。
「ついに中立者が…我々の近くに…。これでわが父もお喜びになられる・・・。」
「そしてソロモンの頭脳まで持っています・・・。」
「中立者はマギと婚姻させることで世界を平和に保たれる。」
「ではジュダルと婚姻させればいい・・・。」
「そうですね・・・。」
「そうだ・・・。」
「ですが…我々の目的は世界に暗黒をもたらすこと…。平和は望んでいない・・・。」
「確かに…あの女は“ゼロ”がいる・・・。」
「ならばそのゼロを排除するまで・・・。」
「じゃあ…。早速はじめよう・・・。」
「必ずや、われわれの父のために、あの娘を連れて来い・・・。」
「ジュダルにも話をしなくてはな・・・。」









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「あれ…ピスティまだかな?」
「オー・・・。お嬢ちゃんかわいいじゃん。」
「俺らと来いよ。」
「・・・!?」
 トーマを取り囲むようにして立っていた男二人は盗賊だった。
「…連れがいるんです。」
「ほっとこうよお・・・。俺らといるほうが楽しいぜ。」
「やめてください!」
 バッとトーマはつかまれた腕を乱暴に放した。
「・・・ッつ!調子に乗んなよくそあまあああああああああ!!」
 男はすると、殴りかかってきた。
「・・・!!」
 戦闘態勢を取った瞬間。
 ザン・・・。
「あ・・・・。」
「が・・・・。」
 と、一瞬で男2人は背中から血を噴出して倒れてしまっていた。
「え・・・・?」
 トーマの朱色のワンピースが赤に染まっていく。
 トーマは立ち尽くすことしかできなかった。