二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 鋼の錬金術師 光影の少女
- 日時: 2009/12/12 17:37
- 名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385
ハガレンのオリ小説です!またまた消えました…
さっき消えたばっかなんだけどなぁ(泣)
兄弟はもちろん、オリキャラさんも出てきて…
二人の旅はどうなってしまうのでしょう!
注意
・荒らしなどはご了承を!
・みんなココ着たら友達さ〜タメ口だい
・つまんなかったりしたら、本当に言ってくださったほうがうれすぃです!
【アドバイスなど・・・
キャラ紹介
フィラオ・アムール
〜とある田舎の村に住んでいる少女。年はエドと同じ
で、しっかりものだけど人懐っこくパワフル!
錬金術に長けていて、村で評判。才能は兄弟達にも劣らぬ程…だが実はある秘密がある。ノープルの妹〜
フィラオ・ノープル
〜アムールの姉でやさしく、おしとやかで礼儀正しく年はアムールの二つ上。
アムールと同じく錬金術に長けているがアムール程ではない。声が出ない、秘密があるようだ〜
目次
>>1 プロローグ・第一話「始まり」 第二話「出会い」
>>2 第三話「姉妹」 第四話「真実の跡」
>>3 第五話「過去。そして禁忌」
>>4 第六話「電話」 第七話「姉と錬金術」
>>5 第八話「人体練成」 第九話「決断」
>>6 第十話「白い教会」 第十一話「悲惨なる心理」
>>7 第十二話「絶望の淵で」
>>8 第十三話「兄弟との…」
>>9 第十四話「面影と…」
>>10 第十五話「愛。」
>>11 光影の少女について…
- Re: 鋼の錬金術師 光影の少女 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/12 16:58
- 名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385
第三話「姉妹」
「まぁまぁ、」
その後も少しエドの怒りは続いたがその怒りが引いてきた頃
「私の家で夕飯食べていかない?…どうかなエド・アル」
「ん〜そうだなぁ。行くとこないし腹も減ったしお邪魔するか?」
「そうだね。でも僕はおなか空いてないんで…」
申し訳なさそうにアルはいった
「そうなの?とりあえず行こうか!」
アルは少し迷ってから
「アムール、僕のこと聞かないの?こんな鎧で…」
「アル…」
「聞かないよ。誰にもいえないこと、聞かれたくないことあるもんね〜アルも自分から話さないってことは振れられたくないことなんでしょう?」
「う・・・うん(なんか…信頼できそうだなアムールって。でもそれでこそ隠すのは…辛い)」
「ここだよ!お姉ちゃんただいま!」
小さな民家だった。そこからは声は聞こえない
「ほら入ってはいって」
アムールはドアをあけて手招きした
「お邪魔しまーす!」
「しまーす!」
そこにはひとりの少女が微笑みながら机を拭いていた
「お姉ちゃん!今日はお客さんがいるの」
「」
口を動かしているが無言
「いらっしゃい。すわってどうぞ。だって」
「お姉ちゃん、しゃべれないのか?」
「うん。そうなの、ノープルっていうの」
彼女はずっと兄弟の身体をみていた。そしてアムールの右手を見て…のどを触った。
第四話「真実の跡」
「じゃあ用意するからちょっと待ってて!」
「アムール、なんか空いてる部屋ってあるか?少し借りたいんだけど」
「ん〜もう使ってない研究室ならあるけど…汚くていいなら、いいよ!階段あがって右の奥の部屋だから」
アムールは階段を指差した
「ありがとう。兄さん、行こう」
「あぁ、サンキューな」
階段を上がった先にはいくつかドアがあった。言われた研究室というのに向かい奥の部屋のドアを開ける二人。
「ここか、やっぱり錬金術の研究室だよな…」
埃まみれのその部屋にはところどころに練成陣が書かれていておくの大きな机にはいろいろな本が積まれていた。そしてその真ん中に勧誘の手紙が綺麗におかれていたのだ。
「そうみたいだね…勧誘の手紙が来るってことはやっぱり凄い腕前なんだろうな」
アルはその手紙を見て言った
「はぁ、でもとりあえず明日探ってみるか!この村。なんか手がかりがあればいいんだけどな〜」
「…ん?なんだろう?」
アルは机に積まれていた本の間に挟まっっていた一枚の紙を抜いた。
「?」
広げる、エドもその紙を覗いた…するとそこには、練成陣やらなにやら。どこかで見たことのあるものだった
「!?こ…これって!」
「まさか、人体練成の練成陣!?」
二人が顔を見合わせた。紙には血が点々とついていてにぎりしめたような跡がのこっていた…
- Re: 鋼の錬金術師 光影の少女 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/12 17:00
- 名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385
第五話「過去。そして禁忌」
「ど、どういうこと…?」
二人はただただ立ちすくんでいた
「まさか…な」
エドは頭でよぎった。もしかしてアムールが…?とそれを見抜いたかのようにアルが言った
「でも…やったかどうかもわからないし、アムールやお姉さんじゃないって可能性もある!」
二人はじぶんたちの犯した罪。それを、同じことをしてしまった人がいるなんて、そう信じたくなかった
「血がついてる。このシミも…」
涙。このシミは涙…
そんな二人に追いをかけるかのように部屋のドアが…開いた。
「エド!アル!用意できた…っ?どうした…」
一枚の紙を見てたっていた二人に近づき、紙を…人体練成の練成陣のかかれたものを拾った
「のっ…!?」
それを見た瞬間アムールはエドたちを見て
「もしかして…見ちゃった?」
その手は…
「あ…」
紙を握り…
「アムール。お前、もしかして…」
震えていた。
「ごめん…なさい、ただ…ただ…もう一度お姉ちゃんに会いたくて、笑顔がみたくて、一緒にいたかっただけなの!!ごめんなさい…分かってた。分かってたの…禁忌だって、でも…でもっ!」
泣きながら下に座り込む。。。そんなアムールを見てエドたちは自分たちと重ねていた。ただ、もう一度母さんと…禁忌だって知ってた。分かってた…
「アムール…」
「くわしく、はなしてくれないか…?俺たちもはなさなきゃならないことが、アムールにだったら言える。いや言わなきゃならないと思うんだ」
アムールはその言葉に顔をあげた。ずっと…ずっとごめんなさい。といい続けてきたその口で今度は…
「私も…ふたりになら、話せる気がする。どうなるか分からない…でも、話さなきゃいけないと思った」
アムールの右手には強く握り、涙で濡れシワだらけになった紙がにぎられている。あのときとおなじように…人体練成を行った時のように。
…しかし、彼女の右手には黒い手袋が。その下にあるのは、もう彼女の本当の右手ではない。銀色に光、彼女の、彼女たちの犯した罪の証だといっているようだった。
『次からはあの日の。アムールの行った人体練成の辛くとてつもない過去の回想になります。それを聞いた兄弟は何をおもうのか…硬く閉ざされた記憶が今蘇る」
- Re: 鋼の錬金術師 光影の少女 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/12 17:05
- 名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385
第六話「電話」
あの日…突然だった。姉の死を告げる一本の電話が…
=プルルル…ガチャンっ=
「はい!フィラオです、何のようですか?」
お姉ちゃんの帰りを楽しみに待っていた私は勢いよく受話器をとった。
「妹さんですか…?軍のアスカ・クロードというものですが」
透き通った、だが悲しい声をしていた
「はい。軍の方がなんのようですか?」
私はなんのことか全く分からなかった。次の言葉がでるまで私はそんな、あんなことを聞くなんて思ってもなかった…
「とても言いにくいんですが…お姉さんのフィラオ・ミラオさんが事故にあいまして、その場に偶然居合わせた軍のものが病院に送ったのですが…もうそのときには…」
本当に唐突だった。何のことがさっぱりで混乱すらもしなかった
「え、あ、あの。なんのことかさっぱり…」
「…。お姉さんが事故でお亡くなりになられたんです…」
やっとやっとなんのことか分かった。いや、分かっていたのかもしれない。しんじられなかっただけだ…
第七話「姉と錬金術」
『突然ね。本当に…しかもなくなった日は妹さんの誕生日だったんでしょう?不幸ね…』
『しっかりしたいいお姉さんだったのにね。お母さんが行方不明になった後も…』
「…」
本当に…本当に…やさしいお姉さんだった。なんでこんなことに。。。
お姉さんはわたしへの誕生日プレゼントを買いに行った帰りに交通事故にあったのだという。しかし、あんなとこに…という場所での事故だったので仕組まれた事件だったのでは。とも言われてる…
「アムール。。。これからどうしようか」
私のもう一人のお姉ちゃん、フィラオ・ノープル。同じく…信じられずにいたが今の光景でやっと自分たちのこの後を考えていたようだ
「アムールさんですか?あのときの電話のアスカです。お姉さんが貴方に誕生日プレゼントとしてかっていたものです。」
それは包装された厚い本だった。
「?これ…錬金術の本だ。。。やっぱりお姉ちゃん私の欲しいものわかるんだ!」
それはずっと前から欲しかったけど高くて買えなかった錬金術の本だった。そして、パラリと手紙が落ちてきた
「あ・・・これ」
『アムール、お誕生日おめでとう。欲しがってたものよろこんでもらえたかな?
こんなお姉ちゃんだけどこれからもよろしくね。
誕生日を機会にいままで言ってなかった事で貴方がいつも聞いていたことを書こうと思います。
私はずっとさがしていたものがありました。それはこの国が平和に、錬金術が幸せのために使われる世界にするために。と…とある石なのですが、それは簡単に言えば願いがかなう石なんです。私にしてその石はそうなんです・・・その石は「賢者の…』
手紙はそこで切れていた。。。
- Re: 鋼の錬金術師 光影の少女 ( No.5 )
- 日時: 2009/12/12 17:08
- 名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385
第八話「人体練成」
あの後家に帰ると、受け入れるようになり夕飯つくる。とノープルは台所にたった
「…」
その間本を読もうと、あの本を。お姉ちゃんがくれた本を…とパラパラめくっていると
「!これ・・・一回お姉ちゃんが言ってた、、、人体練成っていうやつ?」
そのページをじっくり読んでアムールは思ってしまった
お姉ちゃんを生き返らせれる。
もう一度会って、笑ってすごせる…
そして。。。
あの手紙の続きも聞ける。
禁忌。錬金術師の…だけど
やるまでが、やろうと思うまでが
禁忌なのだ。と
だから成功してお姉ちゃんが生き返ったら
それでいいんだ。と…
第九話「決断」
「アムール!ご飯できたよ〜」
ノープルがシチューをもって机に手招きをしてきた
「あ、は〜い!」
アムールはそんな姉の姿を見て、ノープルもお姉ちゃんに会いたいっておもってる…生き返らせレタラって…
「今日はシチューなんだ〜いただきます!!」
大好きなシチュー。お母さんが。お姉ちゃんがよく作ってくれたものだった…
「いただきます」
アムールはノープルに言うべきか、言わざるべきか迷った。ノープルもまた錬金術師だった…だから反対されるだろうか、なにをいわれるのだろうか。…でも私はきめたんだ!お姉ちゃんを、ミラオを生き返らせるって!
「ねぇ、お姉ちゃん。」
「なに?」
少し間が空いた
「人体練成…って知ってる?」
言った。禁忌であるその名前を…
「!もしかして…お姉ちゃんを、蘇らそうなんて…」
「でも!お姉ちゃんに会いたいでしょ?私お姉ちゃんにありがとうって言いたいの!禁忌だってわかってる。でも、でも私はもう決めたの!人体練成をするって!」
そう。いままで伝えていなかった「ありがとう」それさえも伝えられず、突然私たちの前から消えて…亡くなってしまったお姉ちゃん。アムールの決心は強かった…
「…私も、人体練成。お姉ちゃんのお葬式のときにおもってしまったの…すれば、お姉ちゃんに会えるって。。。」
それはいってはいなかったが、私も人体練成を…という意味がこめられていた
「お姉ちゃん…これは秘密。またお姉ちゃんと一緒に暮らそう!ひっそり森の方でもいい。三人で…いやお母さんも帰ってきて四人で!」
その日からフィラオ姉妹の研究は始まった。早く会いたいというきもちは彼女たちの心を後押ししていった。寝る間も惜しんでの研究。だが彼女たちに苦ではなかった…お姉ちゃんに会いたい!その気持ちだけだった。。。
そしてあの日がやってきたのだ。運命の変わった、あの大雨の吹き荒れる夜中のこと…
- Re: 鋼の錬金術師 光影の少女 ( No.6 )
- 日時: 2009/12/12 17:09
- 名前: 椿薔薇 (ID: Q3zV8Sch)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14385
第十話「白い教会」
大雨の吹き荒れる夜中。白い教会に向かう姉妹の姿があった・・・
「お姉ちゃんの好きだったこの教会で、神様にもお願いして…やっとこの日がきたんだ」
姉妹は棺を農業用の石運びに乗せながらやってきた。その手には大きなバスケットが。これはよくお姉ちゃんがつかっていたもの、なかにはいつもパンが入っていた。だが今はちがう、人体練成に使うものがはいっている…幸せのバスケット。そう呼んでいた。だからこそこの中にいれたのだ
「ついた…ここだ」
白い教会の中に入っていく。この教会はもう使われなくなってしまっていた、だがこんなに新品の用。それこそお姉ちゃんの錬金術で綺麗にされていたものだ。使われなくなったのもおねえちゃんがここで子どもたちをあつめて勉強会や錬金術をおしえていたからだ。お姉ちゃんが亡くなった後つかわれることも子どもたちの笑い声、錬成の音もしない…
だが今日。大きな錬成音が、雷の音にかき消されながらも鳴り響く。
第十一話「悲惨なる心理」
ノープルは床に元素なりなんなりを並べた
「えと。水30㍑、炭素20㎏、アンモニア3.5㎏、石灰1.5㎏…」
それらを教会の真ん中においた棺の中にいれる
「構築式・・・」
アムールは床に、棺を囲むようにしてかきあげた。
ノープルはナイフを取り出して自らの腕にあてた
「「そして魂の情報」」
腕を少し切る
「っ・・・」
流れ出る血。その鮮血は棺の中に落ちていく
「やっと。やっとだ…お姉ちゃん」
「さぁ…やりましょう。」
二人は顔を見合わせた後冷え切った床に手をついた
錬成は…
成功か
失敗か
黒い、黒い何かが錬成陣の。彼女の目の前に現れたときに何かを悟った。
禁忌とされている理由。成功したというのを聞かない。人は…
生き返るはずがない。
気づいたとき私は真っ白な空間にいた
「ここ…どこ?」
すると目の前に大きな扉があらわれ後ろから声がした
「身の程しらずが。わかってたんだろ?人はいきかえらないって」
そこには
「あなた…」
真っ白いなにかがこっちをみながらにやけていた
「誰?」
「は〜さっき同じことをきかれたよ。お前の姉ちゃんにな!」
「ノープル…?」
「俺はおまえらがいう【世界】。
宇宙。神。全。一。未来。過去。そして心理
・・・俺は譲ちゃん、お前なんだよ!」
それから何がおきたか分からない。
後ろから黒い手が伸びてきて…扉に入る、情報?なにがなんだかわからない。頭が壊れて真っ白になりそうだ…あいつがいってた。心理。
だが、なにを言ってもその後そいつは何もおしえてくれず一言だけ口を開けた
「等価交換、最後におしえてやるよ…人は生き返らない!」
・・・私の右腕は赤く染まり、持っていかれていたのだから
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ〜!」
リバウンド。
隣にいたお姉ちゃんは口から血をだしうずくまっていた。なにかを言おうとしている、だが彼女の声はもう無い…
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