二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【生徒会の一存×めだかボックス】  私達の生徒会
日時: 2011/04/24 11:39
名前: しのぶ (ID: hVBIzJAn)

こんにちはっ!しのぶというものです。
この小説は、まぁ題名の通り、富士見ファンタジア文庫で出版している、『生徒会の一存』シリーズと、週刊少年ジャンプで連載中のめだかボックス』という作品の二次小説です。
両方知ってるーって人、片方だけなら……って人も、とりあえず読んでみて下さるとうれしいですっ!!
コメントお待ちしております。無茶苦茶読みにくい駄文ですが、どうかお許しください(笑)

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Re: 【生徒会の一存×めだかボックス】  私達の生徒会 ( No.12 )
日時: 2011/01/16 13:34
名前: しのぶ (ID: Zqou3CL2)

テスト前でPCとられている間にこんなにもコメントがあったとは!!
ののこさん、セリガさん、御坂依音さん、モンブランさん、本当に更新不定期な上に、亀なみのスピードですが、これからも応援してください!!

Re: 【生徒会の一存×めだかボックス】  私達の生徒会 ( No.13 )
日時: 2011/02/10 19:52
名前: しのぶ (ID: 7jEq.0Qb)

「だから、コンビニに行ったんだよ。アイス買いに」
「そこまでは真冬でも分かります……」
「で、俺が店内に入った瞬間、」
「瞬間?」
「変な人たちがっ!!」
『……』
『……』
「……。アカちゃん、今日の議題は?」
「知弦ー、今日はねー」
「あたしも聞きたいぜっ!!会長さんの議題っ!!」
「真冬も珍しく今日は乗り気ですよー!!」
「あ、あれ?なんでみんな俺の方を見ようとしないの?」
全員がこっちを向く。そして、
『だって意味分かんないんだもん』
四人声をそろえて言った。
「そもそもキーくんは説明が曖昧なのよ」
「変な人たちだけじゃ、さすがにあたしでもわかんねーぞ。鍵」
「杉崎先輩って頭良いのに、こういうのは下手ですよね」
「杉崎ー。そんな話じゃわかんないよー。杉崎って馬鹿?」
がっくりと膝から崩れ落ちる俺。
会長に……、あの会長に馬鹿って言われた……。
「あらあら。キーくんってば。そんなに落ち込まなくても」
頬に手を添え、物憂げに溜息をつく知弦さんを俺はすがるように見つめる。
「知弦さんっ!どうすれば、俺はどうしたら……」
「大丈夫よ、キーくん」
「え?」
「普通にもっと詳しく説明すればいいだけじゃない」
「あ……」
目の前に転がっていた当たり前のことを見落としていた俺は、やはり馬鹿なのかもしれない。
「その日、具体的には○月の……」
「日付はいいっ!」
「あ、会長、そうですか?では……。その日、俺は朝6時に起きて顔を洗い……」
「朝のこともいらないっ!!」
「そうなんですか!!初めて知りました……」
「当たり前でしょ!!杉崎がコンビニに行ったところから説明しなさいよ!!」
「会長がそこまで言うんなら……」
いつまでたっても進まない会話に焦れたように深夏が「早くっ!」と急かす。

Re: 【生徒会の一存×めだかボックス】  私達の生徒会 ( No.14 )
日時: 2011/02/10 19:53
名前: しのぶ (ID: 7jEq.0Qb)

「で、俺はそこのコンビニでバイトをしていたんだが、シフトも終わり、帰ろうとしたんだよ」
「あら?キーくん、さっきまでの口調だとコンビニにはアイスを買う為だけに立ち寄ったものだと思っていたんだけれど。違うのね?」
「あ、はい。すみません知弦さん。説明不足で」
「こっちこそ悪かったわね。話の腰を折るような真似をしてしまって」
「いえいえ。で、アイスが切れていた事に気付いた俺は、これからやるエロゲーのお供として、真剣に、そりゃあもう真剣にアイス選びを始めたんだ」
「分かります!!真冬もよくやります!!あっ、でもRPGですけどね……」
「真冬ちゃんも?だよなー。近くになんか食うもんないと、落ち着かないっていうかさー」
「そうですそうです!!で、たまにそのお菓子を取り損ねてゲーム機に……」
「そうなんだよなー。それが液体類なんかだともうテンション下がりまくりで……」
真冬ちゃんと二人、ゲームの話で盛り上がっていると、会長が不機嫌そうな声音で文句を叫んだ。
「あぁ、もうっ!!二人ともそこだけで盛り上がらないでよ!!杉崎っ、早く続き!!」
「あ、すみません。会長」
あまりに会長が不機嫌そうなので、俺はまた話を続け出した。
それにしても、全く話が進まない。
この生徒会では一つの世間話をするのにも無駄な雑談が多すぎて、なかなか語り終えられないのが難点だ。
このままじゃ、話が終わらないんじゃないか……?

Re: 【生徒会の一存×めだかボックス】  私達の生徒会 ( No.15 )
日時: 2011/02/10 19:46
名前: しのぶ (ID: 7jEq.0Qb)

俺は頭の中に浮かんできた一つの危険な可能性を頭をフルフルと振って打ち消し、説明を続けた。
「で、ようやっとアイスが決定した俺は、意気揚々とコンビニの出口へ向かったんだ」
『うんうん』
「そしたらコンビニに入ろうとする人影が全部で五つ確認できて。その中に女性と思しき影があったから、レディファーストを信条とする俺は、先に入ってくる人たちを優先してやろうとおもってドアの横に待機していたんだよ」
『うんうん』
「そうしたら……」
「鍵。今度は変な人たちっての、ナシな」
「分かってるって。深夏に言われなくても読者さんが飽きてしまう事ぐらい俺にも把握済み」
「その言葉をきいて安心したぜ」
深夏がほっと息をつく。
「で、徐々に見えてきたその影が着ていた制服が……」
『ごくり……』
「なんとっ!!」
『なんとっ!?』
「あのっ!!箱庭の制服だったんだ!!」
『……』
しばしの沈黙。そして……。

『なんだってぇぇぇぇぇぇぇ!!!』

全員、大絶叫でした。

Re: 【生徒会の一存×めだかボックス】  私達の生徒会 ( No.16 )
日時: 2011/02/12 19:54
名前: しのぶ (ID: hVBIzJAn)

「杉崎っ!?頭でも狂ったの!?」
「会長、いくら俺でも今回ばかりは本気っす!!」
「でも、真冬……、ちょっと信じられないです……」
「真冬ちゃん、その疑いの眼差しやめて。マジで死にそう」
箱庭学園。
そこは俺達が通う碧陽学園の近くにある、超マンモス校。
各学年、一組から十三組まである、冗談みたいな面積を誇る学校なのだ。
理事長が教育に対してとても意欲的というか、積極的な奴らしく、特待生の制度に特化していたり、我が碧陽と近々、学校全体を挙げた交流を行おうなんて話まで持ち上がっている程。
そんな珍しい学校の為、箱庭学園の生徒を見るのは実は非常に難しい。我が儘な特待生はほとんど車で送ってもらうし、一般生ですらなかなか目にする事は稀だった。
カリキュラムが俺らとは根本的に違うのだろう。
みんなが驚いている理由は主にそこにあった。
「キーくん、まさかとは思うけど、その五人の制服の色、黒じゃなかった?」
「そうですそうです!!にしても知弦さん、よく分かりましたね?俺、他の箱庭生と色が違っていたから印象に残っていたんですよ」
「なんてこと……」
「どうしたんですか?知弦さん?顔色悪いですよ?」
俺が心配そうに声をかけてみると知弦さんは何度か話すのを躊躇った後、疲れたように話し始める。


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