二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【復活】私立リボーン学園中等部 七不思議
- 日時: 2010/11/12 23:28
- 名前: なー (ID: 7jSpI1pD)
リボーンで学園パロですw
好きなキャラで構成されています。
おかしいだろって言うようなやつも居ます。
獄寺の10代目については後々・・・
あ、ちなみに短編です。たまに続くかも。
〜〜登場人物〜〜
教師
沢田綱吉
通称・ツナ先生。ダメダメで生徒に見下されているが、基本良い先生。国語教師。
獄寺隼人
ツナを10代目と呼ぶ教師。2−5組の担任。短気でキレやすい。数学教師。
山本武
ツナと仲が良く、生徒からも人気が高い。技術科教師。
雲雀恭弥
学園の風紀を乱す生徒を絶対に許さない。そのため生徒に恐れられている。英語教師。
クローム髑髏
愛称なぎ先生。なぜ「なぎ」なのかは不明。眼帯をしている。理科教師。
六道骸
赤と青のオッドアイの教師。比較的まともな人。社会教師。
笹川良平
熱血漢。体育教師。
笹川京子
良平の妹。やさしく面倒見が良い。家庭科教師だが非常勤。
三浦ハル
京子の友人。某有名大学卒。音楽教師。
白蘭
リボーン学園校長。気まぐれで甘党。様々なイベントを考えて教師を困らせている。
入江正一
リボーン学園教頭。白蘭の暴走ストッパー。
リボーン
赤ん坊。だが知識は大学教授顔負け。リボーン学園9代目理事長。
ザンザス
旧校舎管理人。顔が怖い。
ルッスーリア
学食調理師。オカマ。
生徒
スペルビ・スクアーロ
リボーン学園生徒会長。剣道部主将。その腕は剣道部顧問の山本武を圧倒するほど。3−1所属。
桔梗
生徒会の一員。役職は副会長。生徒会で最も影が薄い。3−4所属。
ベルフェゴール(ベル)
生徒会の一員。役職は書記。両目が髪で隠れている。3−5所属。
フラン
生徒会の一員。役職は会計。性別不詳。3−5所属。
ザクロ
生徒会の一員。役職は庶務。オッサンのような外見をしている。3−4所属。
ユニ
模範優等生。リボーンをおじさまと呼ぶ。1−1所属。
ブルーベル
ユニを心底嫌っているが、表向きは親友。1−4所属。
デイジー
ブルーベルのパシリ。1−4所属。
ジル
ベルの双子の兄。天才。3−4所属。
目次
プロローグ >>1
もうひとつのプロローグ>>2
教師
生徒会
ベルと七不思議 1>>4
生徒
4月 入学式 >>3
Page:1
- Re: 私立リボーン学園中等部! ( No.1 )
- 日時: 2010/11/10 19:59
- 名前: na- (ID: HK6OImIM)
リボーン学園は現在放課後。
やっと授業が終わり、教師がほっとしているときだ。
「今日も疲れたなぁ・・・。獄寺先生は?」
「勿論疲れましたよ。あのガキ共生意気で」
国語教師・沢田綱吉と数学教師・獄寺隼人がこんな会話をしていると、校長室から怒鳴り声が響いた。
(ああ、またか)
職員室にいた全ての先生方はこう思った
「本当にアナタは何考えてるんですか校長!いい年してるんだから仕事してください!!!」
「え〜だって〜つまんないからナンパでもって・・・」
「あなたは校長ですよ?!何言ってんですか!」
「ハハハ、ごめん」
怒鳴り声の主は教頭・入江正一だ。そして怒鳴られているのは学園の校長・白蘭だ。
こういうのはいつものことなので、教師は全員スルーしている。
するとそこへ女性教師がやってきた。
理科教師・クローム髑髏だ。
彼女の授業はメチャクチャだ。説明をしても生徒は話を聞かない。授業崩壊、という表現がよく合う。
今日もすこしやつれている。
「クローム先生、かなり疲れてるね・・・」
「あいつの授業、もう崩壊してますしね」
「大丈夫かな?」
「いつものことでしょう」
クローム先生が席に着き、寝息を立てて寝始めたとき、二人の男性教師がやってきた。
方に鳥を乗せた教師は英語教師・雲雀恭弥。
オッドアイの教師は社会教師・六道骸だ。
二人はかなり仲が悪いので、こうして同時にやってくることはまず無いのだが。
「何で僕と同時に来るの?」
「クフフ・・・あなたついてきたのでしょう」
とまあ口喧嘩が始まるのだが、二人とも大人なので二言三言だけ言うと席についた。
どの直後、体育教師・笹川良平が、その次に技術科教師・山本武が戻ってきた。
これがリボーン学園の教師達であり、この物語の主役である。
- Re: 私立リボーン学園中等部! ( No.2 )
- 日時: 2010/11/10 20:15
- 名前: なー (ID: HK6OImIM)
時を同じくして生徒会室。
ここには生徒の模範であり学園内の様々な物事を執行する生徒会員がいる。
「ベルせんぱーい、ナイフ投げないでくださーい。痛いんでー」
「うっせカエル。今俺いらついてんの。だから黙ってサボテンになれ」
ナイフを片手にししし、と笑う少年は生徒会書記・ベルフェゴールことベルだ。
背中に刺さったナイフを涙目で抜く性別不詳の生徒は生徒会会計フラン。
二人は同級生のはずだが、なぜかフランはベルを先輩と呼んでいる。
そんなふたりの掛け合いを、無意味な微笑で見ている少年(?)がいた。
副会長、桔梗だ。
彼は生徒会で最も影が薄い。
それなのにいつも事件に巻き込まれる。
かわいそうな生徒の代表でもある。
桔梗の隣で惰眠を貪っている、オッサンのような風貌の生徒。
生徒会庶務であるザクロだ。
彼は大体やる気が無く、生徒会の執行にも貢献していない。
一癖も二癖もある彼らをまとめているのは生徒会長・スペルビ・スクアーロだ。
彼は人望も厚く頼られる存在で、申し分ない生徒会長なのだが、欠点がひとつ。
「う゛おおぉぉぉぉい!おいてめえら、仕事しやがれぇ!」
こんな感じで、キレやすい。
そして勿論、彼の叫びは副会長桔梗以外には届かない。
「会長、あまり怒らないほうが。血圧上がりますよ」
「うるせぇ。こいつらが言うことを聞けば怒らないですむんだよ」
「それは少々無理かと」
桔梗がそういった直後、ベルとフランが大乱闘を始めた。
「ししし♪お前王子のナイフ折ったな。サボテン決定♪」
「いやですー」
こんなのが生徒会で良いのか?とお思いの方も多いだろう。
しかしこれがこの学園の生徒会なのだ。
そしてもうひとつの主役集団である。
- Re: 私立リボーン学園中等部! ( No.3 )
- 日時: 2010/11/12 23:03
- 名前: なー (ID: 7jSpI1pD)
4月 入学式
四月上旬。
学園ではいわずと知れた大イベントがある。
それはもちろん入学式だ。
今年も様々な個性豊かな入学生がやって来た。
「今年も入学式はいいかんじだな」
何がいいかんじなんだ、とツッコミたくなるのをこらえ、白蘭は言う。
「そうですか?理事長」
「そうだぞ。それに今年は俺の知り合いの孫が入学するんだ」
「ああ、だからかぁ」
「何か言ったか?」
「いえ、何も」
そんな会話がされているとはつゆ知らず、入学生たちは無事入学式を終えた。
「ユニー、クラス分かった?ブルーベルは4組だったー。ちなみにデイジーも」
「私は1組でした」
「あー、違うクラスになっちゃったね」
「はい」
ユニという少女は理事長の知り合いの孫である。
そしてブルーベルというのはユニの小学生の頃からの親友だ。
しかしブルーベルは内心ユニを嫌っており、色々陥れようとしている。
デイジー、というのはそんな彼女の友人というかパシリの少年だ。
「じゃ、私もう行くから。デイジー、行こ」
「ぼばっ!う、うん」
ブルーベルはデイジーを引っ張り、自身が所属する1−4に向かった。
ユニもひとり、1−1組に向かった。
「入学式って嫌いだけど好きだなぁ」
「そうなんですか?ハルは大好きですけど」
「だって嫌な子が来たらどうしようって思うでしょ?」
「まぁ確かにそうですけど・・・」
こんな会話を繰り広げているのは、家庭科教師・笹川京子と音楽教師・三浦ハルだ。
今は学食にて皿洗いの手伝いをしている。
「京子ちゃんハルちゃん、もういいわよ〜。ココアでも飲む?」
学食調理師・ルッスーリアが会話をさえぎった。
勿論二人は喜んで応じるのだった。
- Re: 私立リボーン学園中等部! ( No.4 )
- 日時: 2010/11/12 23:22
- 名前: なー (ID: 7jSpI1pD)
ベルと七不思議 1
「あーーーー暇だ!」
最近、ベルには一切仕事が無い。
書記であるはずの彼の仕事はなぜか校則違反をした生徒の懲罰なのだが、全て英語教師・雲雀が取ってしまう。
「カエルもいねーし、王子暇ぁぁぁ!」
生徒会室にはベルと誰もしない仕事を一人黙々と片付ける桔梗しか居ない。
そんな桔梗は勿論、暇なら手伝ってくれと思っているのだ。
まぁ無理だが。
暇暇暇と連発するベルに少しいらつき、彼は言った。
「だったらここから出て行ってもらって良いですか?五月蝿くて集中できません」
ベルは舌打ちをして生徒会室を出て行った。
「何にしても王子は暇じゃん」
廊下どころか教室にも誰も居ない。
時間が時間なのだ。
だらだらと構内散歩を続け、学食に行き着く。
「あら〜どうかしたの?」
オカマことルッスーリアがベルに話しかけた。
「うっせオカマ。暇なんだよ」
「そうなの。じゃ、ちょっと話聞いていきなさいよ。牛乳三本あげるから」
「聞く」
牛乳につられ、ベルが返答する。
それを待ってましたとばかりに彼(彼女?)は言った。
その内容は、『学園七不思議』だった。
まとめると以下のようになる。
1、生徒会室の幽霊
生徒会室から夜な夜な、仕事を終えられずノイローゼとなり自殺した生徒の霊が出るという。
2、旧校舎の声
誰も居ないはずの旧校舎から怒鳴り声が聞こえてくる。聞いた人は3日以内に呪われるという。
3、理科室の泣き声
理科室から泣き声が聞こえてくる。それは誤って塩酸を飲み死亡した生徒のたたりらしい。
4、音楽室のピアノの音
誰も居ない音楽室のピアノから、ずっと下手なトルコ行進曲が奏でられる。
5、校長室の睡魔
夜の校長室に入ると、どんな人間も睡魔に耐え切れず眠ってしまうという。
6、体育館の悪魔
真夜中の体育館からはボン、ボン、と何かをつくような音が聞こえてくる。悪魔が魂をついて遊んでいるのだ。
7、切り裂き王子
この学校の廊下には切り裂き王子が存在する。彼に出会ったものは身体を切り裂かれて殺されるという。
「・・・しししっ。決めた」
「何を?」
「俺、今から七不思議調べに行って来る。とくに最後の切り裂き王子。王子名乗るなんて許せねぇww」
(それ、ベルちゃんのことじゃないかしら)
とにかく、ベルは一人、七不思議調査に向かった。
- Re: 【復活】私立リボーン学園中等部 七不思議 ( No.5 )
- 日時: 2010/11/14 17:49
- 名前: なー (ID: hap96gvm)
ベルと七不思議 2
とりあえずベルはほとんどの七不思議の条件である「夜」まで待った。
そして七不思議調査に向かった・・・。
最初の七不思議は「生徒会室の幽霊」。
いつもいる生徒会室に幽霊なんていねぇよ、と思いながら生徒会室に向かう。
そして中を覗いてみた。
(居た!!!!!!!!!!)
ぼんやりと浮かぶ影。
髪が長めなので女子だろうか・・・。
(王子どーしよ)
そのときだった。
「全く・・・。あの4人が仕事をサボってどこかに行くから私が残業で今日も夜まで・・・」
聞き覚えのある声が中からした。
「一ヶ月もこうして残業しているのに・・・」
(どっかで聞いた声だな)
「ベルは遊んでるだけだし、フランは逃げるだけだし、ザクロは寝てるし、会長は剣道部だし・・・」
・・・・・・・・・・・。
「桔梗じゃねーか!!!!!!!!!」
ガラッと戸を開き、大声を上げて中に入ると、桔梗が大量の書類相手にグチっていた。
「・・・なんでしょうか」
突然の大声にも動じず、冷静に言う桔梗。
明らかに怒っていた。
黒いオーラが背中から出ている。
「う・・・ああ、王子ちょっと用事思い出した」
ベルは桔梗の迫力に負け、そそくさと生徒会室を去った。
七不思議をひとつ解明した、と心の片隅で思いながら。
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。