二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- Dグレ×スレイヤーズ 基本Dグレよりです((
- 日時: 2010/12/29 14:04
- 名前: ふうき ◆qZUCpA/gIM (ID: EHM01iHp)
こんにちわ。そして始めまして。
ふうきという者です。
小説を書くのは初めてですが、どうぞよろしくお願いします。
+読むに当たってのご注意+
①更新速度が亀並です。週に二回更新程度だと思いますので、嫌な方はお戻りください。
②駄文です。そんなの見ていられない!という方は早急にお戻りください。
③荒らしなど、他の方が不快になるようなことはしないでください。
④オリキャラは出ません。また、募集もいたすつもりはありませんので。主人公という主人公もいません。
⑤作者の妄想全快です。
残ってくれるんですね。ありがとうございます。
それでは本編をどうぞ。
【本編】
第一夜.ゼロスが出てくると 必ず厄介ごとになる >>1
第二夜.不思議な人が降ってきました >>2
第三夜.この世界のほうが大変そうである >>3
第四夜.どうやらここの方たちは珍しいものが 好きなようである>>4
小説イメージソング>>5
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- Re: Dグレ×スレイヤーズ -光と闇と- ( No.1 )
- 日時: 2010/12/23 16:11
- 名前: ふうき ◆qZUCpA/gIM (ID: EHM01iHp)
第一夜.ゼロスが出てくると 必ず厄介ごとになる
街道を歩いていたあたしたちは、殺気に気づいて足を止めた。
──その数、ざっと二十ほど。
「気づいてるわよ。早く出てきたらどう?」
声を張り上げて叫ぶあたし。
「へへっ。身ぐるみ全部置いてくってんなら殺しはしないさ」
月並みな台詞を吐いて出てきたのは、小汚いレザーアーマを着込んだ、いかにも盗賊団のお頭ですといったふうの男だった。
その周りには、部下らしき者たちがあたしたちを囲むように出てくる。
「火炎球」
……これぞ考えてる振りして呪文を唱える!
打ち出された火の玉は、囲っていた盗賊たちの一部を吹っ飛ばす。
「て、てめぇ!」
見るからにうろたえるお頭。
他の部下たちもうろたえている。
「てめぇら!やっちまえー!」
お頭の叫び声で乱闘が始まった。
……数では勝っているからって、押せるとは思うでない!
ひとまず、あたしは後ろに下がり呪文を唱える。
同時に、ガウリイは前に出る。
──はっきし言って、ガウリイだけで十分な気もするが。
などと考えていると、盗賊の一人があたしに向かって走ってきた。
しかーし!あたしの方が呪文を唱え終わるのが一瞬早かった。
「火炎球!」
光り輝く火の玉が盗賊に当たって弾ける。
光が収まると、目の前には伸びた盗賊たちとガウリイがいた。
「さーて」
あたしは盗賊団のお頭(だと思う)をふんじばる。
あたしが、お宝の位置を聞き出そうとしたときだった。
「あらあら。相変わらずですねぇ。リナさんは」
間の抜けた声。
あたしはこの声に聞き覚えがあった。
「ゼロス…」
背中が汗をかいているのが分かる。
ゼロスが何をしにきたのかは定かではないが、こちらに害のないことであるようにと思ってしまう。
──それほどまでに恐ろしい相手なのだ。
「、今回は危害を加えに来たわけではありません」
ゼロスは、あたしの心を読み取ったのか、付け加えたように話す。
「少しお願いがあるのですよ」
……こいつからのお願いが、果たして今まで害のないものであったろーか?
考えながら後ろを振り向くと、いつもと変わらぬ笑顔のゼロスが立っていた。
「ところで、お願いって何だ?」
いつの間に起きたのか、ガウリイがあたしの横に立っている。
そして、あたしとゼロスの顔を見比べ…
「リナ。こいつだれだ?」
ずこけけけっ
あたしとゼロスはおもいっきしずっこけた。
「あ、あんたねー!」
思わずあたしはガウリイに叫ぶ。
「ゼロスよ!ゼ・ロ・ス!」
「あぁ!そーかそーか」
ガウリイはポンッと手を叩く。
「思い出した!」
「はぁ…」
あたしは深いため息をついて、話題転換を試みる。
「で、何しにきたの?」
秘密だとかいいやがったら、ぶっ飛ばそうかなんて考えつつ、ゼロスに問う。
「貴方たちを別の世界に飛ばさせてください」
「は…っ?」
あまりのことに声を出せずにいるあたしたちを横目に、ゼロスは続ける。
「だーかーら。貴方たちが他の世界に行くんです」
──そもそも、この世界は混沌の海に突き立てられた杖の上に、丸の円が乗っているという。
そして、世界はいくつもあるそうなのだが…。
「この世界から他の世界へ飛ばすということ?」
怪訝の表情を浮かべて、あたしはゼロスに尋ねた。
無言で微笑むゼロス。
……そーゆーことかい。
全く状況の読めてないガウリイは、置いておいて話を進めることにしたあたし。
「悪いけど行く気はないから」
つっけどんに言い放ってあたしはすたすたと歩いていく。
「そーいうと思いましたよ。ということで強制的に送らせて頂きます」
次の瞬間。あたしとガウリイの足元に、なんとも言えない陣が現れた。
「コレも一応命令なんで」
表情を変えずにゼロスはいう。
そこであたしの意識は途絶えた。
〜第二夜予告!〜
気がつけば道端に倒れていたリナ!
目の前にはいかにも怪しげな建物。後ろには断崖絶壁。
リナの運命やいかに?!
ゼロスのバカやローなどと呟きつつ待て!
- Re: Dグレ×スレイヤーズ -光と闇と- ( No.2 )
- 日時: 2010/12/24 22:23
- 名前: ふうき ◆qZUCpA/gIM (ID: EHM01iHp)
第二夜.不思議な人が降ってきました
今日もいつもどおりの教団の朝──
──にはならなかった。
「ほわわわわわ?!!!」
ラボの一角で、ジョニーが変な声を出している。
始めはただ飲み物でも溢したのだろうと思ったのだが…
「あっ……あれ…」
尻餅をついたまま、ゴーレムが映し出す映像を指差している。
「どうした?ジョニー」
普段とは違うジョニーに、不審を抱いたほかのメンバーも、集まってきた。
しばらく、ジョニーを見ていたリーバーだったが、相変わらず反応は同じなので映像を見ると──
「なっ?!」
映像には、見たこともない服を着た二人組みが倒れていた。
「い、いきなり現れたんです!」
「ちょっと落ち着け」
「で、でも…」
「いいから」
リーバーは、驚くジョニーを落ち着かせ、映像を見る。
頭の中には様々な考えがめぐっていた。
……話を聞こうにも倒れているので話は聞けない。ましてや、中に入れてノアだったりしたら、それこそ大変なことになってしまう。
しばらく、考えを廻らせていると倒れていたうちの一人が顔を上げた。
「んっ…?」
あたしは土の香りとひんやりとした感触で目が覚めた。
顔を上げると目の前には、でっかい建物が一軒。
造りからして、なにかの施設であることは間違いないだろう。
──なんの施設かまでは分からないが。
「さーて」
土を払いながら立ち上がると、隣で倒れているガウリイが目に入った。
「………」
むぎゅっ!
思わず踏むあたし。
「あでででで?!!!」
変な悲鳴を上げて、ガウリイは目覚めた。
「お前なぁ…」
ジト目で見てくるガウリイを無視して、目の前の建物を見上げる。
釣られてガウリイも建物を見上げる。
「おい…」
彼は、静かに言葉をつむいだ。
「ここどこだ?」
「あんたねぇ!」
ガウリイの問いに一喝して、「竜破斬」を唱え始める。
ゼロスに強制的に飛ばされたりと、なんやかんやでイライラしていたのだ。
この際、ガウリイにはストレス発散の手伝いでもしてもらおう──
「な?!リナ?!」
あたしの唱えている呪文に気づいたのか、ガウリイは必死の形相で止めに来た。
ちっ。
あたしは小さく舌打ちをする。
「で、これからどうするんだ?」
目の前の建物を見上げながら、ガウリイが呟いた。
──あたしたちがいるのは、断崖絶壁に立てられた建物の前のようなのだ。
ちなみに、浮遊で降りていけばいいじゃないかという方もいるかもしれないが、高さが半端ないのだ。
「どーしましょーね」
そう言って、あたしは呪文を唱え始める。
隣でガウリイも剣を抜いた。
近づく気配は一つ。
かなりのスピードだ。
キィィィン
金属同士がぶつかる音がする。
気配は、ガウリイを標的としたようだ。
しかも、ガウリイとかなりのスピードで斬り結んでいる。
相当なてだれなのだろう。すぐさま呪文を唱えなおす。
あたしが唱えていた、「火炎球」ではガウリイも巻き込んでしまうからだ。
──うしっ
「炎の矢!!」
十数条の炎の矢がガウリイの目の前に現れる。
普通なら術者の目の前に現れるものなのだが、術の構成をしっかり理解していれば、こんな芸当も出来るのだ。
即座に後ろに飛ぶガウリイ。
「なっ?!」
あちらさんは、驚きの声を上げて炎に包まれた。
──もちろん、パワーダウンはしてある!
「チッ」
「なっ?!」
火の手が収まると、さっきとうって変わらぬ姿が出てくる。
なんちゅー回復力ぢゃ。
あたしは一度ひいて、また呪文を唱え始める。
ガウリイも一度下がってきている。
あちらさんが、足を踏み込んだ。
狙うはガウリイ!
キィンッ!と、金属音が鳴り響く。
二つの影が間合いを取り、また突っ込もうとしたときだった。
「まって!神田君!」
どこからか声が響いた。だが、気配はない。
しかし、その理由はすぐに分かった。
目の前に一つ目の生物が飛んできたのだ。
声はそこからしている。
しかし、この生物。気配がないなんて無機物かなんかか─?
「ゴメンね。今から使いをそちらに送るから」
また、声が聞こえた。
先ほど戦闘していた彼の姿も、もう見えない。
「ふむ。なかなかの去り際…」
ちいさく呟くあたし。
程なくして、迎えの方とゆーのが来た。
〜第三夜予告!〜
まぢで別世界…?
いきなり現れては去っていったゼロス!彼は何しに来たのだろーか?
ガウリイの間抜け〜!などと叫びつつ待て!
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