二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【クローバーの国のアリス】Howling【×エース】
日時: 2011/01/03 23:44
名前: 離音 (ID: D51ibxqf)

初めまして。離音といいます。

ここではQuinRose様原作の、「クローバーの国のアリス」の二次小説を置いていこうと思います。
主人公の名前は、アリス=リデルで固定とさせていただきます。
設定は作中にて解説すると思うので、詳しいことはここでは明記しませんが、相手はハートの騎士、エースの長編(予定)です。

このサイトでは少ないジャンルかもしれませんが、読んでくださる皆さんには感謝します!
コメント、いつでもください。出来る限り迅速に返信します。


気が向いたときに気が向いただけ、不定期な更新となりますが、
私の拙い文章を、温かい目で見守っていただければ幸いです。

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Re: 【クローバーの国のアリス】Howling【×エース】 ( No.1 )
日時: 2011/01/03 23:48
名前: (●A●) ◆1FNfRrLAwU (ID: 0L8qbQbH)

最新がんばってねー!
あ…初めまして。
とにかく楽しみにしてるよー♪

00:Beginning ( No.2 )
日時: 2011/01/04 00:29
名前: 離音 (ID: D51ibxqf)


『きっとあなたにも、特別と思える人ができるわ』

いつか、姉さんが言っていた言葉を思い出す。
胸に風穴が空いたような空虚な感情。これを後悔と呼んで間違いはない。
私は姉さんのことを置いてきた。
それはもう決めたこと。
なのに、未だに割り切れない。心が弱いのだ、きっと。

捨ててきたたくさんのものを思い返してみれば、胸の奥がぎゅっと詰まったかのような感覚に襲われた。

どうして不意にこんなことを考えるのか。
なぜなら、姉さんの夢を見たから。単純にして分かり易い答え。

ここに、夢か現か幻かすら分からないこの世界に残ると決めた以上は、元の世界のことは割り切らなくてはいけない。
分かってはいるのに、そんなにあっさりとはいかないのだ。難しいことに。
だからこうして、たまに思い返しては、後悔と自負の念に押しつぶされそうになる。

でも、私はふるふると首を横に振ってその感情を押し込めた。
私には居場所がある。
引越しだなんて訳の分からない地殻変動にも『この世界は出鱈目だから』と理由をつけてなんとか納得をし、相変わらずハートの城でメイドの仕事をするという役割を持っている。
宰相様はすぐにでも辞めていいといつも言うが、生憎そんなつもりはこれっぽちもない。

結局私は、この生活に満足しているのだ。
とんでもなく物騒な世界だけど。


(……洗濯日和ね)


長く続いていた夜も、寝ている間に昼の時間帯へと変わっていたらしい。
窓から差し込む光が眩しい。
上半身を起こして思い切り伸びをした。

今日は仕事も少なかったはず。
終わったら、どこかへ遊びに行こうか。

帽子屋屋敷に行ってブラッドやエリオット、双子の門番達とお茶会をするのもいい。森に行ってボリスとピアスが仲良くしているか覗きにいくのも。それか、塔に行ってグレイの代わりにナイトメアを説教でもしてやろうか。

たくさんの顔が浮かぶ度に、一瞬前までの感情は薄れていく。

皆ちょっと……どころではなく、かなり物騒な人たちばかりだけど、私の大切な友達に変わりはない。

「……それとも」

今もきっとまた懲りもせずに迷子になっているだろう、騎士様を探しにいこうか。


彼のことを考えて、いつの間にか口元が笑みの形を作っていたことに気付くまで、あと数十秒。

コメントお礼 ( No.3 )
日時: 2011/01/04 00:37
名前: 離音 ◆F0gmZ7g82s (ID: D51ibxqf)

>>1
さ、早速応援の言葉ありがとうございます!
期待に沿えるよう、頑張ります!!


今更ですが、トリップというものを習得しました…!
これからはこれでいこうと思います。


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