二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜
日時: 2011/05/29 16:09
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)

どうしてこんな結果になってしまったんだろう...

「裏切り者!」

「残念だよ・・君には」

「お前なんかっいらねぇよ!」

「こっからでていけっ!」


ぼくは裏切った?なにをしようとしてこんな結果になったんだろう。

誰か答を出してください・・・

ぼくは消えればいいの?





【闇染まり〜吹雪の闇〜】

スレ作成⇒2010年2月1日17:11


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Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.176 )
日時: 2011/03/16 17:44
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)


『24』

 自分の部屋に帰ると染岡は乱暴にタオルをベッドに投げつける。部屋は夕日が差し込んでいる。 窓に近づきゆっくりと窓を開ける。涼しい夕暮れの風が頬を過ぎていく。空はしだいに闇がかった黒が夜を近づきさせる。夕日が最後の光を出しているかのように感じられる。
 カーテンを勢い良く乱暴に閉めると、拳を壁にたたきつける。
 うまくいかないことばかりでいらいらしていた。だがその気持ちをぶつける相手はいないのだ。それが染岡の感情を狂わせているのだ。
 
 「くそっ・・・・」

 ぎりぎりと歯をかみ締めた直後だった。

 チカチカ

 カーテンを閉めたくらい部屋の中で光っているのは、携帯だった。染岡の所有している携帯は電話は振動とともに光り出すよう設定してある。
 暗がりの中で恐る恐る携帯に手を伸ばし、開けると非通知。
 いったい誰から・・・
 
 「はい、染岡・・」
 「染岡くん?」

 染岡は全身に電気が走る感覚がした。

 「ふ、吹雪か?」

 この声は吹雪だった。あの行方不明だった吹雪だった。

 「そうだよ」

 吹雪の声には無は感じられなかった。でも読みきれなかった。悲しみや苦しみ、つらさその他の感情が全部混ざりこんだ声なのだ。
 

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.177 )
日時: 2011/03/16 21:33
名前: メグ (ID: j9h5.m/c)

ふ、ふっきゅんどうした・・・・


って連れ去られたんだ、こりゃ失礼

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.178 )
日時: 2011/03/18 10:57
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)


『25』


 「吹雪なんで・・・」

 かえってこないんだ?
 今どこにいるんだ?
 練習しないのか?
 無事なのか?
 エジプトの奴らと何があったんだ?
 どうしてあの時居なくなったんだ?

 質問はいくらでもあった。

 「どうして・・かえってこない・・」


 染岡はその一言に全てを託した。
 吹雪はわかってくれろうか・・・


 「・・・・・・」
 「・・・・・・」

 吹雪は質問に答えず、染岡もまた黙っていた。
 ふいに怒鳴りたくなる衝動に駆られた。部屋はますます暗くなり、どこに何があるのかわからない。

 「ふぶ・・」
 「僕は平気だから」

 染岡の言葉をさえぎるように吹雪はこたえた。

 
 「吹雪・・・」
 「僕はなんとも無い・・」


 染岡がなにを言っても平気とかなんともないとかそのような返事しか返ってこない。染岡の質問が途切れる。また沈黙が流れる。
 質問は全部やみの中に消えていくように。黒になにを混ぜても黒になるような。 そんな感覚がした。


 「・・・・じゃあね」


 それだけだった。電話は切られていた。あとは携帯がむなしく、ツーツーとなっているだけだった。

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.179 )
日時: 2011/03/18 19:01
名前: メグ (ID: j9h5.m/c)

ふっきゅん大丈夫なのかな

Re: イナイレ 闇染まり〜吹雪の闇〜 ( No.180 )
日時: 2011/03/19 20:07
名前: 吹雪 (ID: nvLkUcGh)


『26』

 
 「どういうことだ?」
 
 円堂は再び部屋に戻ると動揺している気持ちを抑えようと必死だった。
 染岡がなんで吹雪と話しているんだ?
 あの時円堂は部屋に戻り、そして食堂に向かう途中染岡の部屋をとおりすぎるときに聞いてしまったのだ。

 「吹雪お前は平気なんだな・・・・」

 染岡が話している声を。電話の相手の声は聞こえなかったが間違いなく吹雪だ。
 染岡が携帯をもっているのは知っていた。けど・・・帰ってきていない吹雪がなぜ・・・・


 「なんで・・・」

 円堂はわかっていた。そんなのだれもわからない。染岡だって知ってるわけじゃないはずだ。
 全ては・・知っているのは吹雪だ。






 次の日


 彼は突然帰ってきたのだ。
 

 そう吹雪は。


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